1985年修道高等学校卒業/1989年東京理科大学理工学部卒業/
大成建設株式会社 設計担当部長
伊藤 真樹さん
一級建築士として総合建設会社で建築の設計業務を行い、スポーツ・文化施設分野の設計責任者を務めています。広島サッカースタジアム(エディオンピースウイング広島)の設計者として、広島が世界に誇れる新サッカースタジアムの建設に携わりました。
図面に描いた線が空間に立ち上がり、建物が出来上がっていく過程は、ものづくりが好きな私にとってワクワクする、とてもおもしろいものです。設計次第で街並みや人の流れまで変えることができる、社会的責任が大きい仕事ですが、常にTimeless(時代を超える)な建築を作りたいと考えています。建築士を志したのは純粋に建築やデザインが好きだからですが、広島で建築家・丹下健三の都市計画を体感したことも大きいかもしれません。
修道時代は自分の好きなことだけをやるような生徒でした。創意工夫する力や学びに向き合う基礎体力を培い、「自由と責任とは何か」を学んだ濃密な6年間は、私の人生の糧です。こんなに最高な学校は他にありません。
皆さんには自分を型にはめず、修道ならではの自由を謳歌し、楽しいこと、好きなことをとことん追求してほしい。また一生つき合える友人、先輩、後輩をたくさん得てほしい。必ずや皆さんが歩む素晴らしい人生の原動力になることでしょう。
学年およびメッセージ内容は2020年取材時のものです。