未来を見つめ、自らの目標に向かって前進する
上級は、努力や経験の成果を発揮する集大成の時期、そして具体的な進路を定め、さらなる努力を積み重ねる時期です。
学校行事の中心的役割を担い、
そして大学受験というハードルを飛び越え、旅立ちの時を迎えます。
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5年次では文系・理系のクラスに分かれて学び、校外模試を利用した自己分析などを通して、弱点の克服に効率的に取り組みます。さらに6年次では、選択授業を活用することで、すべての大学の受験に対応可能な自由度の高い授業形態としています。また教科学習や小論文・面接対策について細やかな個別指導を行い、志望大学合格に必要な学力を培っていきます。
上級の主な取り組み | 5年 | 6年 |
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学力や思考力を伸ばす | 夏期補習(希望制) |
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特別授業・補習 |
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主体性や判断力、 リーダーシップを培う |
探究型修学旅行、ブリスベン研修(希望制) |
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将来の進路を考える | 入試説明会 |
5年生になると文系・理系のクラスに分かれ、それぞれのカリキュラムで学びます。校外模試を活用して自己分析を行い、弱点の克服を効率的に行います。夏期休業中には、難関大学を目指す生徒を募り「東大京大セミナー合宿」を開催します。また、大学卒業後の就職も視野に入れた進路指導を行い、自分の将来像を意識することで日々の学習への意欲を高め、学力アップへつなげていきます。
6年生では、一人ひとりの能力をより効率的に伸ばすために、文系・理系とも進路希望に応じて選択授業を活用することが可能で、東大をはじめ、すべての大学の受験に対応できる体制を整えています。夏期休業中には、5年生は約50講座、6年生は約70講座から選択して受講できる「夏休み補習授業」を開催しています。
修道の特色の一つに、生徒と教員の距離が近いことがありますが、学年が上がるごとにその距離はますます近くなっていきます。教科指導や小論文対策、面接指導などについて、可能な限り個別指導を行っています。また、授業日の始業前や昼休憩、放課後には進路学習室などを開放し、生徒が自主学習に利用できるようにしています。さらに一部の施設では、休日にも自主学習に取り組めます。
松尾 泰弘さん6年/剣道班
上級は、勉強・班活動・行事の集大成となります。自分が修道での生活で大切にしていたことは、基礎を築くことと物事の取捨選択です。まず基礎を築くことは、勉強や班活動において最も疎かにできないところで、特に模試や過去問では、基礎がないために問題がまったく解けないということもあります。
また、行事においては、それまでに築いた人間関係と行動力が基礎となり、その基礎が多ければ多いほど、行事が充実したものになると実感しました。そしてこの基礎を多くの分野で築くには、取捨選択が重要になると考えています。普段は勉強を中心とし、その次に趣味や班活動が位置するような生活ですが、行事が近い時は勉強量を減らしつつ、当日に向けた準備に集中するなどして、5年生ではさまざまなことに全力で取り組めたと自負しています。6年生では最後の体育祭や卒業式も意識しつつ、第一志望の東京大学合格を目指して、より一層励んでいこうと思っています。
濱桐 舜社会科(地理)教諭/5年担任
上級は初級・中級で積み重ねてきた基礎を活かす実践の場となります。暗記してきた用語や文法、単純な計算問題などを組み合わせた演習問題を解く機会が増えてきます。その分、なかなか答えの出せない問題に出合うことも多くなると思いますが、これまで自分が身につけてきたものを活かして難問に立ち向かう経験は自分の成長にもなります。
「覚える」、「計算する」だけでなく「組み合わせる」、「見つける」ことは勉強の楽しみを広げてくれるはずです。その楽しさを味わうためにも、与えられた教材をこなすだけの勉強から自分で試していく勉強を増やしていきましょう。その姿勢は服装や行事など、自由が増える生活面でも活かされるはずです。自己流の考え方で壁にぶつかった時のために、我々教員はいつでも待っています。ともに進んでいきましょう。
井上 亮輔さん東京大学文科二類1年/
修道高等学校2025年卒業/サッカー班
僕が大学受験で大切だと思うことは二つあります。一つは5年生、つまりとにかく早く準備を始めることです。当たり前のようですが、これができる人はなかなかいないと思います。いわゆる「天才」に勝つにはこれしかないので、スタートは早ければ早いほど良いです。もう一つは模試を大切にすることです。これは6年生になってからで良いですが、模試では常に結果にこだわってください。「勝利」の感覚を身につけることが合格の鍵になります。
班活動に打ち込んできた僕にとって、5年生の夏という早い時期に、東大京大セミナーで本格的な受験勉強を経験したことは、東大合格に大きく関係していると思います。泊まりで勉強し続けることは正直苦痛でしたが、同じ志を持つ仲間たちと勉強漬けの時間を過ごすこのセミナーは、第一志望への決意がより一層強固なものになる良い機会だと思います。
また、文化祭と体育祭は修道生活で最も楽しい瞬間であり、勉強への熱量がより高まった瞬間でした。他校と比べて修道の文化祭・体育祭は特に熱いと思います。このようなイベントの準備、そして何よりイベント当日が一生の思い出となる「爆アガリ」な一日があるからこそ、修道生特有の「鬼の切り替え」があると思います。6年生は特に学校行事の準備で勉強時間が減ることを気にする人もいるでしょうが、僕は修道のイベントに全力で取り組んだことに後悔はありませんでした。学校行事も勉強も、全力で取り組むことで結果はついてくると思います。
事前学習と実地研修を組み合わせ、能動的に学ぶ仕掛けを取り入れた3泊4日の探究型修学旅行。科学技術分野から芸術文化分野まで多彩に設けられた研修から、自身の興味や志望に応じてコースを選択します。
東京大学・京都大学の入試問題を意識したハイレベルな2泊3日の勉強合宿。東大・京大に在学中の先輩から直接話を聞く座談会もあり、学力の向上はもちろん、志望大学合格へのモチベーションがアップする合宿です。