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教育方針
実践綱領
生活指導方針
建学の精神「道を修めた有為な人材の育成」は、建学以来、脈々と受け継がれる修道中学校・修道高等学校の教育の柱です。1725(享保10)年の「講学所」創始時にはすでに「学問は自分の身を修めるもの」という教学の精神が示されており、1881(明治14)年、浅野長勲(ながこと)が校長の山田養吉(十竹:じっちく)に「道徳を修むるを以つて本校の主義とすべきこと」「生徒の品行を正すべきこと」と教学の方針を示しています。この建学の精神を実現するため、本校では、教学の目標として「知徳併進」を、その実践に向けた心得として「尊親敬師」「至誠勤勉」「質実剛健」を掲げています。
また、本校では6年間の一貫教育で「自治向上の精神」を培います。生徒は「今、自分は何をなすべきか、何が最も大切なことなのか」を自覚し、他者との関わりの中で自らを律し、自主性を身につけていきます。“責任ある自由”という言葉が示すように、細かな規則で縛らず、学年が上がるごとに生徒の裁量が増す自由な校風は、生徒一人ひとりの自主的で正しい判断に基づく行動に裏づけられた、自治向上の精神が生み出しているのです。
広島藩最後の藩主・浅野長勲は、1871(明治4)年の廃藩置県による藩校「修道館」廃止後も、私財を投じて「浅野学校」を設立するなど、広島の教育に大きな功績を残しました。長勲は、元藩校の教師であった山田十竹を校長として迎え「修道学校」と改名し、校務一切を十竹に託しました。その後、やむなく学校経営から手を引いた長勲から十竹が学校を受け継ぎ、八丁堀の自邸で「修道学校」を開きました。十竹は「人材なければ国盛んならず」の信念のもと、多くの困難の中、教育に生涯をささげました。