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修道の学びが目指すもの
修道中学校 修道高等学校は、1725年(享保10)年、広島藩主浅野吉長(よしなが)が藩学「講学所」を創始したことを起源としています。それから21世紀の今日に至るまで、約300年の修道教育が目指すものは「有為な人材の育成」、つまり能力に長け、世の役に立つ人材を育てることです。
それは創始の時代においては、藩主の側近や重臣の子弟すなわち、将来の藩政を支える人材の教育であり、現代では、十分な学力と磨かれた心を兼ね備えたリーダーになり得る人材の育成です。本校は長い歴史の中で、社会のあらゆる分野を牽引する多数の人材を送り出してきました。
「有為な人材」になるための学びの方針
知を深め、心を磨く
明治38(1905)年、私立修道中学校が設立された時に定められた校是の一つ「知徳併進」。
急激に文明開化が進んだがゆえに、知識偏重に陥った明治という時代に対して「学問の精神は物知りだけではいけない、人間器量の大成でなくてはならぬ(修道学園史より)」という強い主張が込められたものでした。
学力と人間性を両輪で培ってこそ、社会を牽引するにふさわしい人材が育つと考える「知徳併進」は、21世紀を迎えた今日の修道にも脈々と受け継がれている不変の精神です。
「知徳併進」を実践するために最も大切な心構え
1948(昭和23)年、新制修道高等学校を設置。教育をはじめ社会のあらゆるシステムが動き始めるも、戦後の虚脱感と精神の荒廃から抜け出せずにいた1954(昭和29)年、修道では「知徳併進」を教学の大方針とし、その実践綱領として「尊親敬師」・「至誠勤勉」・「質実剛健」を掲げました。
これらは日本社会の復興を担う、当時の若い生徒達に呼びかける言葉でした。
しかしこれらはまた、平和を享受し物質的に豊かである一方、先を見通せない不安を抱える現代社会を生き抜くためにも、必要な心構えであるといえます。