「今、何をすべきか」自分で考えた課題に立ち向かう
心身ともに大きく変化し、自我に目覚める中級は、自分の内面に目を向け、
個性を探し、伸ばすための挑戦をする時期です。たとえ失敗しても、
そこから新たな課題を見つけ、次のステップに臆せず進むたくましさと
自律性を育み、さらなる成長につなげます。
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毎日の授業内容を消化・吸収し、確かな学力として定着させるためには、授業時間外でも能動的な姿勢で学ぶ姿勢が欠かせません。図書館などでの自主学習や教員室での個別指導、各自の習熟度に合わせて学べる夏期補習など、校内で主体的に学べる環境を用意しています。また上級での文理選択授業に備えた取り組みも実施。自身の志望と適性を見極める数々の行事を通して、将来の進路に対する意識を育み、4年秋の文理選択調査に臨みます。
中級の主な取り組み | 3年 | 4年 |
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学力や思考力を伸ばす | 放課後個別指導(希望制)、夏期補習授業(指名制・希望制) |
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主体性や判断力、 リーダーシップを培う |
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将来の進路を考える | 進路適性検査、大学模擬授業 |
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道徳・学活・講演会など |
毎日の授業内容を消化・吸収し、確かな学力として定着させるためには、授業時間だけではなく、予習・復習・宿題などの授業時間以外の学習への取り組みが欠かせません。初級で確立した学習習慣をさらに発展させるために、放課後や昼休憩に進路学習室や図書館で自主学習を行ったり、教員室で個別指導を受けたりすることができるなど、校内でも自主的に学習に取り組める環境を用意しています。
夏期休業中には、各自の習熟度に合わせて講座を選択し、重点的に学習できる「夏期補習」を実施します。英語・数学・国語を中心に講座が開講され、毎年多くの生徒が受講します。また、高校から入学した4年生(新生)に対しては、未習範囲を学習できる講座などでサポートしています。
5年から文理別授業となるため、4年の秋に文系・理系の選択調査を実施します。それに備えて3、4年で進路適性検査を実施したり職業や学部学科について調べたりして、自分の進路に対する意識を育みます。また、東大見学ツアーや大学の先生をお招きした模擬授業などを実施し、大学での学問の一端に触れ、学ぶ意欲を高めます。
梁瀬 瑶太さん4年/スクールバンド班
僕は小学生の頃、修道の文化祭を訪れました。みんながキラキラしていて、楽しそうでした。特に、クラス展示でメリーゴーランドをやっていたクラスが輝いて見えて、今でも強く印象に残っています。それが修道を選んだ決め手です。そのキラキラは、今も続いています。
僕はスクールバンド班で活動しています。そこには先輩や後輩の垣根がなく、楽しくお互いに上を目指して日々を過ごしています。自由な校風の下での自主的な活動が、僕にやりがいを与えてくれます。
そして愉快な仲間たちや親しみやすい先生方のおかげで、僕は今とても充実した学校生活を送っています。女子が周りにいないので、「僕には青春など訪れないんだ!!」と思っていましたが、どうやらそれは違うようです。
修道でしか体験できないことがある。それは、入学してからのお楽しみです。
八谷 智隆保健体育科教諭/3年担任
修道での中級は、世間で言えば受験生と新入生ですが、修道は中高6年間同じ環境です。変化が少ない分、そのままサーッと時は流れていきます。高校卒業後の目標をどうするか考えるにはまだ早い、と思うかもしれませんが、修道の中級ではそこを考え、そのために行動できる期間です。この期間は非常に貴重だな、と私は思います。
陸上三段跳びのホップステップジャンプで言えばちょうど真ん中の「ステップ」の位置でしょうか。最後に大きく跳ぶ「ジャンプ」につながる重要な部分です。この中級という2年間は、初級で培った基礎をどう応用し、さらに成長させ、上級につなげていくのかという重要な期間ではないかと思います。
初級では厳しく指導されていたことも、中級になると比較的自分に任されることが多くなります。修道でよく耳にする「責任ある自由」を考えるようになるのもこの中級からが多いのではないでしょうか。人から言われたことができるのは当たり前。人から言われる前に自分で考え、行動し、その行動に責任を取る。上級の先輩達を見てかっこいいなと思うように、自分も後輩から見て「かっこいい先輩」になるためには何が必要か、考えて行動してください。最後に大きく跳ぶための準備期間である2年間は、あっという間に過ぎていきますよ。
永田 淳さん6年/サッカー班
中級は、修道生活においてとても密度の高い期間でした。
イベントとしては、中学3年で英語でのコミュニケーションを通して主体性を育むことができるFLPがあり、また高校1年では文理選択があります。特に文理選択は自分の将来の選択肢を自分で決める一大行事なので、しっかり考えて選択しました。
また勉強面では、定期テストの科目数が一番多いのが中級で、日頃からの計画的な勉強が求められました。
特に自分が成長したと思えるところは、班活動で得た力です。中級は中3と高1で構成されているわけですが、中3時に中学の集大成となる大会で全国大会に出場できました。結果は芳しくなかったけれど、とても良い経験になったと思います。また高1になってからは班活動がとてもハードになり、かなり忙しかったです。ただ、必死に練習しました。
中級で計画的な勉強やハードな班活動を継続した結果、上級でも充実した生活を送れていると実感しています。
外国人ファシリテーターのもと、外国人講師や留学生を加えた小グループで、英語で探究型プロジェクトに取り組み、「未来のグローバルリーダー」としての資質と能力を育みます。
志望や適性に沿った文理選択に備えて、東大見学ツアーや予備校講師による進路講演会といった、自分の進路や将来を考えるための参考となる機会や行事を多彩に展開しています。