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初級(1・2年)

社会の一員としての心構えと学びの基礎をじっくり育てる2年間

約束を守る、挨拶をする、言葉遣いや身だしなみのマナーを守るといった
社会生活習慣、そして、一つひとつの授業を大切にし、
予習・復習を確実に行う学習習慣。初級では実践を繰り返しながら、
これら2つの重要な習慣の確立に取り組みます。

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初級の学び

学びと生活の基礎習慣を確立し、2年間で中学卒業レベルの学力を修得

初級は6年間の基礎固めを行う時期です。学校の授業や家庭の学習をこつこつと積み重ね、言葉遣いや身だしなみなど、社会生活のルールもきちんと身につけます。また本校では、6年次に大学受験に向けた学習時間を確保するために、初級の2年間で中学卒業レベルのカリキュラムを消化します。そのため授業進度はやや速めですが、放課後個別指導など、生徒ごとの進度に応じた課外学習を積極的に実施し、着実に学力を培っていきます。

初級の主な取り組み 1年 2年
学力や思考力を伸ばす

放課後個別指導、夏期補習授業(指名制/希望制)、夏休みセミナー合宿(指名制)

主体性や判断力、
リーダーシップを培う

林間学校

カッター研修、平和学習

将来の進路を考える

道徳・学活・講演会など

  • 6年間の基礎となる学習習慣と
    生活習慣を確立する

    初級では、学習面・生活面ともに6年間の成長を支える基礎固めを行います。学習においては、一つひとつの授業を大切にし、家庭で予習・復習をする毎日を積み重ねていきます。正しい言葉遣いや身だしなみ、挨拶をする、約束を守るといった生活のルールもきちんと身につけます。担任・教科担当の教員が生徒一人ひとりをしっかり見つめ、「当たり前のことを当たり前にできる」生徒を育てます。

  • 2年間で中学卒業レベルの
    学力を修得する

    6年生で、大学受験に向けた学習時間を確保するために、初級の2年間で中学卒業レベルのカリキュラムを消化します。授業の進度は少し早めですが、授業内テストの実施やプロジェクターなどのICT機器を活用して授業を行うなど、確実な理解を助ける工夫を随所に採り入れています。学校の授業と家庭学習に繰り返し取り組む中で、着実に学力を身につけていきます。

  • 学習進度に後れを取らないための
    綿密なフォロー学習

    本校は土曜日を休日とする週休2日制ですが、生徒一人ひとりの進度に応じた課外学習を積極的に行っています。授業日の放課後に教員室で行う個別指導のほか、国語・数学・英語の学力向上を目指す「夏休み補充授業」(指名制)、2泊3日の合宿形式で基礎学力定着の徹底を目指す「夏休みセミナー合宿」(指名制)などを実施しています。

SHUDO Message

山根 逞さん 1年

修道出身の祖父のように
この学校で一生涯の仲間と出会い、
将来、人の役に立てる人間になりたい。

山根 逞さん1年

ぼくは、失敗したらどうしよう、できるかどうか不安だなと、マイナスに考えがちでしたが、中学受験を通して、どうすれば上手くいくかという点に着目して、前向きに取り組めるようになりました。
志望校を決める際、いくつかの学校を見学しに行きました。中でも、修道の文化祭は印象的で、先輩方ひとりひとりがキラキラと輝いて見えました。ぼくは、その姿にあこがれて修道を目指すことに決めました。
また、修道出身の祖父は、70才を過ぎた今でも交流のある友人がいます。ぼくも祖父のように一生涯の仲間と出会い、将来社会に出て人の役に立てるように、努力を続けたいです。

藤田 善 数学科教諭/1年担任

初級の「型」に一度はまることで
自由で型破りな発想が生まれる。

藤田 善数学科教諭/1年担任

修道はよく自由な学校と言われます。自由な学校とは、どんな学校でしょうか?おそらく、校則が少なかったり緩やかだったりして、いろいろと強制されることのない学校をイメージする人が多いと思います。確かに、修道にもそのような自由はあります。しかし、修道が目指す「自由」は少し違います。修道が目指す「自由」は、強制されたり拘束されたりしないという、消極的で受身的な自由ではなく、自分たちで考えて意思決定を行うことができるという、より積極的で主体的な「自由」です。昨今では、いろいろな学校の校則が問題視され、次々と改正されていますが、修道が目指す「自由」は、そのもっと先にあります。
修道が目指す「自由」を実現するためには、自分のことを深く知る力や周りの状況を把握する力、相手の立場に立って考える想像力、未来を見据える力など、たくさんのことを身につけなければなりません。修道での初級生活では、そのための礎を築いていきましょう。また、自分で考えて意思決定を行えるようになるには、ある程度の「型」を身につける必要があります。型に一度はまることで、初めて自由で型破りな発想は生まれます。修道での初級生活は、この「型」を身につける時間でもあります。さまざまな学習や活動の場面で、自分と相手の双方を大切にし、たくさん考え、思い切って行動し、時につまずきながら、修道が目指す「自由」を体現した“カッコいい修道生”を目指しましょう。

上野 壮貴さん 6年/スクールバンド班

修道の定期テストを甘く見て散々な成績に。
夏休みセミナー合宿で
気持ちの切り替えと諦めない強さを学んだ。

上野 壮貴さん6年/スクールバンド班

修道には1年に4回ほど定期テストと呼ばれる校内テストがあり、順位も出るきちんとしたテストなのですが、自分は「修道“中学校”なので、きっと同じ義務教育である小学校のように、カラーテストが出るだろう」と高を括って、中学1年生の初めての定期テストは、まったく勉強しませんでした。そして迎えた定期テスト当日、白黒の、まるで模試のような問題が出され、相当焦ったのを今でも覚えています。結局、そのテストの結果は下から20番ほどという悲惨なものに終わり、テストの成績が悪い生徒が指名されるセミナー合宿に召集されました。今では気持ちを切り替え、夢の第一志望である大阪大学工学部に向かって猛勉強(?)していますが、下から20番の自分が気持ちを切り替え勉強するのは、本当に大変でした。
最後に僕が皆さんに伝えたいのは、諦めない人は本当に強いということです。発明王でおなじみのエジソンは小学校を中退していますし、インド独立の父であるガンディーは弁護士の仕事がうまくいかず途中までニートでした。彼らが成し遂げた偉業を考えると、とても想像のできないことですよね。諦めない人って本当に強いんですよ、それがどんな状況であるかは、実はあんまり関係ないんですよね。

  • 林間学校[1年]
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    自然と親しみ、仲間と協働し、一人の人間として成長

    三瓶高原(島根県)で半世紀以上続く修道の伝統行事です。2泊3日で男三瓶山(1126メートル)への登山や埋没林公園の見学をします。また、キャンプファイヤーなどを通じて仲間と協力する大切さを学びます。