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2020年01月10日

私立学校を受験する君へ【校長・田原俊典】

寒い日が続いているけど、受験勉強は順調かな?
年末年始など関係なく、一生懸命に頑張った君にまずは「敬意」を払いたい。
よくがんばった!! そして今もほんとうにがんばってる!!
修道の中学入試まであと少し。がんばってるけど、焦るよなあ…、不安だよなあ…。
修道中学校・修道高等学校の校長、田原がそんな君に応援メッセージを送る。
元大リーグのイチロー選手、君も知ってるとおり超一流のプロ野球選手だ。
彼はある時期、「首位打者」を目指していた。
でも途中から目標を「200本安打」に変えた。
首位打者は他の選手と打率を争う。
自分が精一杯努力して3割5分打っても、他の選手が3割6分打てば「負け」。
自分がたいした努力もせずに2割5分しか安打が打てなくても、
他の選手が2割4分しか打てなかったら、自分の「勝ち」。
自分が「成功」するかしないかが他の選手の成績によって決まってしまう。
そこにイチロー選手は何か違和感を感じたのかも…。
自分で決めた目標が「200本安打」だったら、200本以上安打を打てば「成功」。
「200本安打」の目標は、イチロー選手にとっては限界ともいえるレベルの高いもの。
ライバルがイチロー選手以上に安打を打っても「負け」ではない。
自分で決めた目標が達成できたことが「成功」なのだ。充実感もある。
私がイチロー選手の話によって何を言いたいか、賢い君はすでにわかってる。
他者と比較して自分の「成功」を決めるな!ということ。
自分が今までできなかったことを自分の目標にして、
そのできなかったことができるようになることが「成功」なのだ。
入試では君の成績に順位がつけられて、まさに他者との比較で合否が決まる。
だからその結果を今から恐れたり、不安に思ったりしなくてよい。
君が今がんばっている受験勉強によって、君は今まで自分ができなかったことができる
ようになっている。入試の結果よりも、その日々のひとつひとつの「成功」体験が君に
とって一番大切なことなんだ。
君がこれからどこの私学に入学するかは結果を見てから決めればよい。
どこに入学してもこのメッセージで伝えた「成功」体験のことは忘れないでほしい。
私には、小さな「成功」を重ねて成長している未来の君が見える。
まぶしいくらい輝いてるぞ!!
さあ、ラストスパート、未来のために一つでも多くの「成功」を体験しよう。

修道中学校・修道高等学校
校長 田原俊典

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