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矢野 真司

生徒部長 技術・家庭科 情報科教諭

矢野 真司

私学修道で学ぶ覚悟

歴史の長い私学修道は、自分で考え、自分で決断することが認められた「自由」な校風が世間に浸透しています。この校風は短期間に築かれたものではなく、先輩方の努力によって獲得された血と汗の結晶そのものです。

私学修道は「自由」な校風だからこそ、刺激的で心躍る学生生活を送れますが、大きな責任と覚悟が必要になります。そのため、修道生は「自由」を満喫する前に、人間としての基礎がしっかりしていないと「自由」な校風の波に乗ることはできません。

矢野 真司

藩校の流れをくむ私学修道で学ぶ6年間(または3年間)は、長い人生の基礎を固め、強固な地盤を築き上げるための大切な時間です。どんなに格好いい髪型で、服装だけお洒落をしても、人間としての軸がしっかりとしていなければ、簡単に軸がぶれて、波にのまれてしまいます。

修道開祖の恩人である山田十竹先生が「待賓説」のなかで説いているように、修道生たるもの勉強を軸に据え、学生の本分である「学ぶ」という波に乗ることが大切です。また、波に乗った集団だからこそ、体育祭や文化祭などで新たな「自由」を獲得するための大きな波を生み出すこともできます。

矢野 真司

薩摩島津藩(現在の鹿児島県)の郷中教育で「負けるな」・「嘘をつくな」・「弱い者をいじめるな」という教えを重んじたように、修道生は「知徳併進」・「質実剛健」を体現する素敵な人間になる必要があります。私学修道で学ぶ覚悟を持って、さまざまな波を乗りこなして、先輩方が築き上げた「自由」を守り続けてください。

そして、後輩たちのよき羅針盤となるような、立派な人間になってほしいと願っています。私学修道で「男子校」の波に乗ってください。