育成部長 国語科教諭
磯邉 悌志
私達は皆「知りたい」という好奇心を持っています。とりわけ中学・高校時代の若者達にとって、知的好奇心は知力や思考力を伸ばす大切な原動力です。修道中学校 修道高等学校では、生徒が「あれ?」と不思議に思い、答えを探るために本のページをめくる、その時のわくわくするような思いを大切にしていきたいと考えています。
修道の図書館では、生徒達の知的好奇心を満たせるよう、多くの本を揃えています。蔵書は約10万7千冊を誇り、開架式書架にある4万5千冊は、インターネットで自宅からでも検索ができます。
また、最新の情報や知識に触れることができるよう、新聞6紙、雑誌25誌を定期購読しています。加えて、新書の購入にも力を入れており、岩波新書、岩波ジュニア新書、講談現代新書、ブルーバックス、ちくま新書、ちくまプリマーブックス、中公新書については、新刊が出るたびに購入しています。さらに岩波文庫、講談社学術文庫、東洋文庫、岩波ブックレットなども取り揃えています。
インターネット環境が家庭にも普及している時代だからこそ、図書館は、あえて紙を媒体とする本を手に取るスペースと位置づけています。修道の図書館は96席の座席を用意しており、じっくりと本に向き合える場所となっています。
生徒達の「知りたい」という思いを大切にするために、育成部では図書館だけでなく、国際理解教育にも力を注いでいます。2019年から中学3年生全員が、オーストラリアへの海外ホームステイ研修(UNSWコース)か国内での語学研修コース(SHUDOコース)のどちらかを選択する、FLP(フューチャー・リーダース・プログラム)の取り組みが新しく始まりました。また、授業をよりわくわくするものにするために、ICTを活用した授業のあり方を模索しています。
修道で知的好奇心を大切に育み、新たな知を創造し、未来の社会を担うリーダーとして大きく羽ばたきましょう。