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2017年2月16日
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2017年度 |
2016年度 |
2015年度 |
2014年度 |
2013年度 |
募集定員 |
約20名 |
約20名 |
約20名 |
約20名 |
約20名 |
志願者数 |
30名 |
28名 |
32名 |
18名 |
15名 |
受検者数 |
19名 |
21名 |
26名 |
13名 |
12名 |
合格者数 |
13名 |
15名 |
21名 |
9名 |
9名 |
合格者平均点 |
197.8 |
180.4 |
241.1 |
227.7 |
150.6 |
合格最低点 |
162 |
144 |
215 |
204 |
122 |
科目 | 国語 |
英語 |
数学 |
総点 |
時間(分) |
60 |
60 |
60 |
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配 点 |
100 |
100 |
100 |
300 |
2017年度平均 |
58.8 |
61.5 |
58.5 |
178.8 |
2017年度最高 |
75 |
90 |
92 |
240 |
2016年度平均 |
62.8 |
57.1 |
39.3 |
159.2 |
2016年度最高 |
89 |
83 |
78 |
237 |
今年度の受検者平均点は、昨年度と比べて総点で約20点上がりました。各教科の問題の難易度は、国語と英語は例年並み、数学は昨年度より易しかったようです。それにともなって、合格者最低点も約20点上がっています。
昨年度より、志願者は2名増えました。昨年度同様、複数の方に帰国生徒特別選考に応募していただきました。
合格者は13名で、昨年度より2名減りました。修道のカリキュラムに対応できる学力を有すると判断した皆さんを合格といたしました。自信をもって修道高校に入学してほしいと思います。今後も、4月からの高校生活に備え、日々の学習に励んでください。
また、次年度以降、本校の受検をめざす中学生の皆さんは、以下に述べる各教科の講評も参考に、対策をたててください。
難易度は標準的でした。今年の問題の傾向は、多様な問い方がバランスよく出題されていることです。ひとつひとつの設問に出題の意図があり、それをよく見極めて解答することが求められました。
受験生のみなさんはほとんど空欄を残すことなくしっかりと解答していました。ただ、全体として漢字の出来が不十分でした。漢字の正答率が高い受験生は記述の出来も良いという傾向を感じます。また、重要な(それによって配点が大きい)記述の解答を見ると、国語の力がよくわかります。何を明らかにすべきなのかを明確に意識して記述している答案はよい評価となります。
文章の全体を踏まえて要旨を端的に把握する力、論理をたどる読解力、場面を把握する想像力、心情に寄り添ってふるまいを説明する力をつけてほしいと思います。漢字の力は国語力の地力として必須です。また、自分の考えをわかりやすく伝える記述力が合否を分けていくと思います。
狙い通り全体の平均点は6割となりました。
大問1の物語文では、主人公の置かれた状況を把握し、心情を推し量る読解力が求められますが、最後まで慎重に読まなければ正解には至らない問題だったため、難易度は比較的高いものとなりました。大問3の誤文訂正問題、大問4の並べ替え英作文については、とてもよい出来でした。基本的な文法や語法の知識が身についている受検生が多かったようです。大問6は状況に合う英文を考えて答える問題です。道を聞いたり、注文をとったりというよくある状況を思い描いて自分の言葉で発信する力をみました。大問7はテーマに沿って自分の意見を述べる問題です。豊かな想像力と確実に使える英語で間違えなく伝達できる作文力をはかりました。大問5~7の英作文問題については、英語を自分で考えて運用する練習が不十分だったと考えられる受験生も多く見られました。
言葉というのはそれが使用される状況と切り離しては考えられません。読解問題でも英作文でも、どういう状況でこの会話がなされているのか、話が進んでいるのかを考えながら問題に取り組んでください。
修道高校で学ぶために必要な数学の力があるかどうかを試しました。昨年度の結果をふまえて、今年度は昨年度に比べて取り組みやすい問題にしました。
1は、基本的な問題が多く、総じて出来は良かったのですが、符号のミスが多くありました。2は、放物線だけでなくひし形をつけ加えたので、代数的な内容に幾何的な内容が加わった問題となり、戸惑った受検生が多かったようです。3は、受検生の苦手分野の空間図形を出題したので、やはり出来はよくありませんでした。4の(1)は、簡単な証明ですが、2直線の平行を示すのに何を示せば良いのか方針が定まっていないと思われる答案が目立ちました。
高校で数学の力を伸ばすには、確かな計算力が不可欠です。複雑な計算でも速く正確にこなす計算力を身につけて欲しいと思います。中学校で学習する内容を満遍なく理解出来ても安心することなく、高校入試用の問題集を使って徹底的に問題演習をしてください。しっかりとした演習を積み重ねることで数学の力はついていきます。
以上