7月24日から7月26日までの3日間,中2学年は福山市の境ヶ浜周辺にてカッター研修を行いました.
24日は朝8時20分に学校に集合.バスに乗って宿泊先であるみろくの里本館へ向かいました.現地で開校式を行った後昼食をとって早速研修開始です.まずはみろくの里本館から歩いたところに置いてあるカッター船の前で用語等について指導員の方から説明を受けました.船の進行方向をオモテ,後方をトモと言うそうです.普段なじみのない船の知識も,安全な研修のためには必須です.生徒たちは真剣に説明を聞いていました.
ひとしきり説明を受けた後,いよいよバスに乗って境ヶ浜マリーナへと向かいます.猛暑の中での運動に水分補給は欠かせません.500mlのスポーツドリンクと水を1本ずつ持って,カッターへ乗り込みます.適度に休憩を取りつつ,この日はタイミングを合わせてオールを漕ぐことを中心に研修を行いました.
夜はみろくの里で開催中のトリックアートワールドを見学しました.見る角度によって姿を変える錯視の世界を楽しみました.
25日は一日がかりで沖あいの島まで行きました.照りつける太陽のもと,昨日と同様に2本のペットボトルを手に5キロメートルほど沖にある横島のドルフィンビーチへと出航しました.瀬戸内海の島々に囲まれた穏やかな内海をカッターを懸命に漕いで進みました.およそ2時間弱ほどでドルフィンビーチに到着.そこで昼食をとった後,しばし休憩して同じ航路を帰りました.往復で3時間はカッターを漕いでいたことになりますが,生徒たちは真剣な顔でがんばっていました.
2日目は夕食の後みろくの里のプールを利用しました.ほとんどの生徒が日中カッターを漕いでいたとは思えないフルパワーで元気にウォータースライダーなどを楽しみました.私も楽しみました.
27日の最終日は午前のみの研修で,数百メートルの距離を各クラス2艇の計12艇でレースしました.3位までの艇には金,銀,銅のメダルが贈呈されました.おめでとうございます.
みろくの里本館で最後の昼食をとって閉校式をした後,バスに乗り込んで修道へと帰ってきました.帰りのバスではさすがに多くの生徒が寝ていました.
3日間の研修でしたが,生徒の皆さんにとっては貴重な経験だったのではないでしょうか.個人的な感想ですが,研修が進むにつれて少しずつ団結力が増してゆく皆さんの様子に私は感心させられました.炎天下でのカッター漕ぎという難局を乗り越えたという自信を,これから先の勉強やクラブ活動での頑張りにつなげてほしいと思います.