投稿者「修道」のアーカイブ

2008年度東大見学ツアー 

進路部: 木之上馨

 東大見学ツアーは今年で3回目である。高1の生徒52名が参加した。
 1日目は広島空港から羽田へ飛び,バスで東大へ移動した。今年は事前に配布した資料で東大キャンパスを研究してもらっておいた。まず,東大の広報センターでガイダンス受け,昼食を兼ねてグループで安田講堂や赤門などを散策した。次に薬学部の研究室を見学した。1台3億円を超えるNMR(核磁気共鳴装置)を用いたタンパク質の構造解析や薬を使った脳機能解明の研究などの話を聞いた。見学終了後,東京ドームホテルに移動し,夕食後主に東大卒で現在活躍されているOBの方々のお話を拝聴した。講師の方々は異口同音に「社会に出ると問題があって答えのないものが待ち受けている。その答えを出すためにいろいろな知識が必要だ。」ということをおっしゃっていた。

 2日目は工学部へ行き,水素輸送パイプラインの強度に関する研究,地球温暖化の原因と考えられるCO2を海洋地殻に固定しようという研究,修道24回卒の影本浩教授の「魚は何故魚の形をしているのだろうか?」という研究の3つを紹介してもらった。午後は最初に最高裁に行き,大法廷を見学した。その後修道42回卒衆議院議員松本大輔氏の案内で国会議事堂の見学を行った。

 密度の濃い2日間の研修を無事終え,広島空港に帰ってきた。日本一の大学に行って,自分の目で見て感じたこと。世の中で活躍されている先輩方の話を聞いて,高いモチベーションが大切であると感じたこと。東大へ進学したいと思った諸君,高い目標を持ち,努力を続け,学力を高めていこうではないか。0825_1todaitesto.jpg0825_2todaitesto02.jpg0825_3todaitesto03.jpg0825_4todaitesto04.jpg

囲碁班  全国高校囲碁団体戦 ベスト8ならず

 

第32回全国高校囲碁選手権大会が7/28・29日に東京の日本棋院で行われ、修道団体(上本・谷本・奥中)はF組に入りました。一回戦でいきなり浦和高(埼玉)に立ち上がりを1-2で制せられてしまい、二回戦の県立第二高(熊本)と三回戦の長生高(千葉)にはともに3-0で勝ちましたが、枠抜けは出来ませんでした。
選手感想:「最低限の目標であるベスト8を阻まれてしまった。年々大会のレベルがあがって主将は七段クラスでないと渡り合えないというつらい現実があった。結果的には不完全燃焼に終わったが、高校最後の大会は一番の思い出となった。」「去年とは違い平常心だったのでいつもの地に辛い碁が打てた。来年までには七段相手に勝負が出来る棋力をつけたい。」「対浦和高戦の序盤で大石を攻めたのはよかったが、しつこすぎて地を取られて負けた。バランスが大切だと思った。」
参与後記:「初戦でまだ調子のあがらないところをやられてしまった。大会が大きいと異常に緊張するので、なるべくリラックスするようにもっていったが、特に初めての全国大会というのは実力が有っても勝つのはなかなか難しい。ひたすら真剣勝負の場数を踏む中で自らが勝つコツをつかむしかない。捲土重来の気持ちを忘れないことだと思う。」

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「先輩、待っててください」東大京大セミナー報告

進路部: 遠藤伸彦

  8月21日(木)~23日(土)神石郡神石高原町にある光信寺・湯っ藏さんわにおいて、恒例の東大京大セミナーが行われ、高2から昨年の54人を上回る68人が参加した。東大コース・京大コースに分かれ、実際の入試問題などの教材を使って朝の8時から夕方5時まで英数国の授業が行われた。

  入浴と夕食を挟んで東大京大の現役大学生のOBを招いた座談会の後、夜の9時から11時までの全員自習時間以後は何時まで勉強するかは本人の意志に任されており、多くの生徒がそれ以後も熱心に勉強していた。

 質問に答える一方で、生徒に負けず劣らず遅い時間まで生徒の答案を添削をする先生の姿も見られた。6人のOBを招いた座談会では大学での生活や勉強、高校時代の勉強など多くの参考になる話を伺った。「問題の答えが出せればいいのではなく、この出題者は自分に何を答えさせようとして問題を作ったのかという問題の本質を常に意識しながら勉強していたし、そうしてもらいたい」という先輩がやっていた勉強のレベルに現役生が驚かされる一方で、OBからは「夜遅くまで一生懸命勉強する現役生を見て、自分も大学での学問をもっと頑張ろうという気持ちにさせられた」という声も聞かれた。

 この3日間で学んだこと感じたことを1年半持ち続け、最後まで志望大学を目指し、先輩達に負けない努力を積み重ねてもらいたい。さあ始まりだ、修道生!!! 0825_1testo.jpg 0825_2testo.jpg0825_3testo.jpg0825_4testo.jpg

2年平和学習

2年: 田嶋克宏  

  8月6日、午前8時、中学2年生は国泰寺公園に集合した。63年前、当時の修道中学2年の生徒が、雑魚場町(市役所東側)の勤労奉仕中に原爆に被爆して命を落とした、その場所にほど近い場所である。命を落とした136名の先輩方、さらには原爆で亡くなったすべての方々に哀悼の意を表するために、2年生は毎年8/6の朝、この地に集っている。まぶしいほどに日射しは強く、蝉の声が空から降ってくる、63年前もこのように暑い夏の日であったかと思われる。

 8時15分、黙祷を捧げる。それから近隣の被爆遺跡や碑を巡りながら修道へ帰着した。続いて修道の慰霊碑にクラスごとに献花・献水をし、十竹ホールにて下村先生の被爆体験をお聞きした。下村先生はその日、勤労奉仕に従事せられながら一命をとりとめた。友人と離別し、被爆直後の市内をさまよい、地獄を目の当たりにされた。特に、自宅のあった場所に行こうとしながら、家々の前の防火用水の中に体を入れて息絶えている人々に足がすくんで、どうしても前へ進むことができなかったというお話は、きわめて重いものであった。その後の、終戦直後の困難な生活のお話があり、サッカーが立ち上がるきっかけとなったということだった。そのサッカー日本代表に選抜されるにはどれほどの努力があったろうかと思わされた。

 生徒はその後教室に戻り、本日の学習のまとめ、さらには今までの平和学習のまとめを行って、厳粛な一日を終えた。0806_1testo.jpg0806_2testo.jpg0806_3testo.jpg

生物班 夏季遠征報告

   生物班13名は7月29日~31日の2泊3日の日程で、山口県周防大島東和町周辺に夏季観察旅行に行きました。
  初日は鯛峰山頂周辺の植物を観察しました。
  2日目の午前中には陸奥記念館横の防波堤で魚類調査を、午後は両源田で磯観察をしました。様々な魚類・ウニ・貝類など様々な動物の他、藻類を採集し標本を作りました。
  3日目の午前中は、宿泊地周辺の逗子が浜を歩きながら海浜植物の観察を行いました。
 このように、実験室では味わうことができない、自然の生物の様子をしっかり観察することができた夏季遠征でした。

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2年カッター研修

2年:吉村誠司

 7月24日から7月26日までの3日間,中2学年は福山市の境ヶ浜周辺にてカッター研修を行いました.

 24日は朝8時20分に学校に集合.バスに乗って宿泊先であるみろくの里本館へ向かいました.現地で開校式を行った後昼食をとって早速研修開始です.まずはみろくの里本館から歩いたところに置いてあるカッター船の前で用語等について指導員の方から説明を受けました.船の進行方向をオモテ,後方をトモと言うそうです.普段なじみのない船の知識も,安全な研修のためには必須です.生徒たちは真剣に説明を聞いていました.

 ひとしきり説明を受けた後,いよいよバスに乗って境ヶ浜マリーナへと向かいます.猛暑の中での運動に水分補給は欠かせません.500mlのスポーツドリンクと水を1本ずつ持って,カッターへ乗り込みます.適度に休憩を取りつつ,この日はタイミングを合わせてオールを漕ぐことを中心に研修を行いました.
夜はみろくの里で開催中のトリックアートワールドを見学しました.見る角度によって姿を変える錯視の世界を楽しみました.

 25日は一日がかりで沖あいの島まで行きました.照りつける太陽のもと,昨日と同様に2本のペットボトルを手に5キロメートルほど沖にある横島のドルフィンビーチへと出航しました.瀬戸内海の島々に囲まれた穏やかな内海をカッターを懸命に漕いで進みました.およそ2時間弱ほどでドルフィンビーチに到着.そこで昼食をとった後,しばし休憩して同じ航路を帰りました.往復で3時間はカッターを漕いでいたことになりますが,生徒たちは真剣な顔でがんばっていました.
2日目は夕食の後みろくの里のプールを利用しました.ほとんどの生徒が日中カッターを漕いでいたとは思えないフルパワーで元気にウォータースライダーなどを楽しみました.私も楽しみました.

 27日の最終日は午前のみの研修で,数百メートルの距離を各クラス2艇の計12艇でレースしました.3位までの艇には金,銀,銅のメダルが贈呈されました.おめでとうございます.
みろくの里本館で最後の昼食をとって閉校式をした後,バスに乗り込んで修道へと帰ってきました.帰りのバスではさすがに多くの生徒が寝ていました.

 3日間の研修でしたが,生徒の皆さんにとっては貴重な経験だったのではないでしょうか.個人的な感想ですが,研修が進むにつれて少しずつ団結力が増してゆく皆さんの様子に私は感心させられました.炎天下でのカッター漕ぎという難局を乗り越えたという自信を,これから先の勉強やクラブ活動での頑張りにつなげてほしいと思います.0724_1testo.jpg0724_2testo.jpg0724_3testo.jpg0724_4testo.jpg

中学バスケットボール班 区大会1位で市大会進出!

 

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 8月2・3日(土・日)に江波中と国泰寺中で行われた,第56回広島市中学校総合体育大会バスケットボールの部中区大会において,修道中学校は,念願の中区1位となり,市大会進出を決めた。             
 初日,幟町中(109対11で全員出場)と江波中(58対38)に快勝。二日目,新人戦と選手権の二大会とも負けていた国泰寺中に26点差をつけて見事,勝利をおさめた(79対53)。 吉島中戦は,最初体調不良のキャプテンを欠いていたため敗れた(50対65)が,3勝1敗どうしで並んだ吉島中、国泰寺中に対して,修道中は得失点差で上回った。 

学校休校日のお知らせ

8月14日(木)から17日(日)まで、休校とさせていただきます。

また、8月18日(月)、19日(火)は、振替休日のため休校となります。

詳しくは今月のスケジュールをご覧下さい。

 

水泳班 2年連続インターハイ出場決定!

7月25日(金)~27日(日)の3日間、鳥取県立米子工業高校にて、水球競技のインターハイ中国予選が行われました。
 中国5県で計8校が参加し、上位2チームがインターハイ本戦に出場です。
  修道は、6月に行われた前哨戦の中国5県対抗水泳大会で1位となっており、優勝候補の筆頭として注目される存在でした。しかし、これが少し油断を呼んだのかもしれません。
 大会は4チーム×2による予選リーグと、各予選リーグ上位2チームによる決勝リーグによって行われます。
 予選リーグ、大会初日は山口県立西京高校、広島学院高校との対戦です。順当に西京に47-1、広島学院にも15-4と勝利をものにしました。ただ、試合内容はミスや、泳ぎが”重い”などの問題点が数多くあり、2日目に課題を残すものとなりました。
 大会2日目、予選リーグ最終戦は、いよいよ最大のライバル鳥取県の中央育英高校との対戦です。試合は前日の不安が的中した試合となりました。パスやシュートミスからのカウンターによる失点、相手の巧みなディフェンスで思うように得点できない、これらが重なり最終的には3-6の敗戦となってしまいました。
 何とか予選リーグ2位で決勝リーグに進めましたが、インターハイ出場のためにはもう1つも負けられない状況です。
 決勝リーグに入り、まずは島根県江津高校との対戦です。午前の中央育英高校戦の敗戦から気持ちを切り替えて試合に臨んだ結果、100% 満足ではないものの8-0というスコアで快勝できました。
 3日目、最終戦は岡山県の関西高校との対戦です。関西は昨年の2位チーム、実力的には修道が勝っているものの、侮れない存在です。試合は予想通り、緊迫した好ゲームとなりました。両チームとも負けられない一進一退の戦いです。結局、このゲームは6-6で引き分け。
 決勝リーグは1勝1負1分で得失点差で修道高校の2位が確定、インターハイ出場が決まりました。
 何とかインターハイには出場できるものの、課題の多く残った大会でした。インターハイ本戦は8月17日より埼玉県大宮で行われます。今一度気を引き締め、練習を重ね、一つでも多く勝てるように頑張りたいと思います。ご声援ありがとうございました。引き続き全国大会も応援お願いします。
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中3 修道杯 報告

 

今日は、7月15日に行われた修道杯について報告します。
中3が主役のバスケットボール大会で、各クラスから1チーム(全6チーム)のリーグ戦でした。夏休み前最後のテストも終わり、皆競技に熱が入った様子でした。さらに、今回の修道杯は、最後の15試合目の組み合わせが、偶然にも全勝チーム同士があたり、事実上の決勝戦となり3年2組が優勝しました。これには皆驚きを隠せませんでした。
また今回も、総務部員のおかげで、無事に終えることが出来ました。
これからも総務部員一同頑張っていきますので、よろしくお願いします。

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社会班 石見銀山日帰り研修旅行

 

6月29日(日)、6分遅れてスタートした研修旅行。行き先は世界遺産に登録されて1年の石見銀山。
 最初、石見銀山世界遺産センターでビデオを見た。銀山の坑夫を供養する五百羅漢のある羅漢寺、中は地底王国のように涼しい龍源寺間歩、銀山発展の主役となった代官大久保石見守の墓、代官役人の旧河島家、豪商の熊谷家、最後に石見銀山資料館へ行った。
羅漢寺の天井の龍の絵は大きくて圧巻だった。熊谷家の貴重品を保管する地下蔵には感動した。  とてもいい勉強になった。

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1年林間学校(本番)

1年: 久保田寿

   3泊4日の日程で、林間学校に行ってきました。出発当日の24日は晴れ。バスに乗って、島根県大田市の三瓶山に向かいました。現地もかんかん照りの猛暑でしたが、街なかと違い、山の空気はいくぶん軽く感じられます。初日はテント設営と夕食作り。薪になかなか火がつかず悪戦苦闘する1年生を、助手の先輩(4年生と5年生)が助けて、何とか料理らしきものができました。

 翌25日は登山。三瓶・東の原を出発して女三瓶、男三瓶と縦走し、北の原へ戻ってくるという、林間学校最大のイベントです。途中、高い崖にビビったり、「ヘビじゃー」などと騒いだりしつつも山頂に着き、眺望が開けたとたん、「うわー」「すげー」「きれー」とまた大騒ぎ。山頂の強い風が、汗だくの体を心地よく吹き抜けます。遠く出雲方面や日本海を見渡す風景を楽しんだあと、帰りは日陰の森の中をじわじわ下り、キャンプ場に近い姫逃池付近に帰還。さすがに疲れただろう、今晩はよく寝てくれるに違いない、と期待していましたが、昼食後多くの生徒が、草の斜面で何度もスライディングを繰り返して遊びました。まあ「遊びが子供の仕事」と言いますから……。

 3日目、26日は北の原から西の原までのハイキング。西の原のすばらしい草原で、サッカーをしたり隠れんぼをしたり、思い思いに時間を過ごしました。この日のメインは夕刻からのキャンプファイアーです。各クラスによる出しもののに続き、先輩の高校生から修道の伝統芸(内容は秘密)が伝授され、生徒たちも大興奮でした。

 最終日27日は朝からの雨模様がやがて豪雨に変わり、予定を変更して早々に帰広せざるをえなくなりました。最後の最後で、山の天気の変わりやすさ、自然のままならなさを思い知らされたというわけです。

 ともあれ、参加した生徒に大きなケガもなく、無事に終了できたことが大きな喜びです。ここには書ききれないほど密度の濃い4日間でしたが、最後に一つだけ、ある担任からこんな話が。「昨日はアイツら料理がうまくできなかったんですよ。で今日、もう一回やってみて『先生、今度はうまく行きましたー』って、すごく嬉しそうに報告してくれたんです! 何だかもう感動しちゃって。できなかったことができるようになるって、本当にすごいことなんだと実感しました。」

 この行事を支えてくれた18人の高校生、関係方面の方々、協力してくれた先生方、そして1年生のみんなに(閉校式ができなかったので、ここで)お礼を言いたいと思います。ありがとうございました。0731_2testo.JPG0731_1testo.JPG0731_3testo.JPG0731_4testo.jpg

中学テニス班全国大会出場決定!高校(インターハイ)と全国アベック出場

 中学テニス班が、7月23日広島広域公園テニスコートで行われた、第35回全国中学生テニス選手権中国予選団体戦で2位となり、10年ぶりの団体戦全国大会出場(出場枠2校:8月18日~名古屋市)を決めました。
  2回戦は山口県1位校桑山中に4対1、準決勝では優勝候補の第1シード鳥取大学附属中に3対1で勝利し、決勝では第2シードの倉敷市立北中に2対3で惜敗しましたが、2位となりみごと全国大会出場を決めました。県大会2位での中国予選出場にもかかわらず、チームワークの良さで強豪校を破っての全国出場は価値あるものだと思います。
  高校のインターハイ出場(8月1日~埼玉)と同時出場ということで、当日応援に来られたOBの方も大変喜んでおられました。
  全国でも修道魂を発揮し頑張りたいと思います。応援よろしくお願いします。
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