修道中学校長の田原です。
すごく寒くなってきました。元気で頑張っていますか?
受験勉強はつらくないですか?
つらくない君は、その調子で頑張ってください。
つらい君だけにメッセージを発信します。
受験して合格をするということは、受験という勝負で勝つということです。
多くの優秀なライバル達に勝つのはとても難しいことです。
中でもあの「最強のライバル」には君が相当な努力をしないと勝てません。
誰だかわかりますか? その「最強のライバル」とは…?
そうです、君自身なのです。
君だけではありません。みんな自分を乗り越えるために自分と勝負しているのです。
しかも、自分に勝てるのは自分しかいないのです。誰も助けることはできません。
ゲームして遊びたい自分、勉強をしたくない自分、志望校への入学をあきらめようとしている自分、不安で自信をもてない自分…。
ライバルと呼ぶには消極的で、何だか情けない敵ですよね。
しかし、彼らは最強なのです。とてつもなく強い!!
そんな最強の相手と闘うわけですから、楽ではないのです。
つらい理由がわかってもらえましたか?
わかった君はもうつらくないはずです。いやつらくてももう少しがんばってみようと思い直したはずです。
受験勉強は、君が今の自分自身を乗り越える一つのチャンスなのです。
受験の合否結果には、目に見えない様々なことがらが関係してきます。
君の努力がそのまま良い結果として出てこないこともあります。時には、体調の善し悪しや、入試問題との相性など、君の努力ではどうしようもないことがらが合否に関係してくる場合もあります。
私が君に伝えたいのは、受験の合否結果よりも、君が今の自分との闘いに挑戦したという経験の方がずっと大切なことだということです。
つらい自分に誇りをもってほしいのです。
この経験は、必ず君を強く成長させ、将来、君を幸福に導いてくれます。
最後に、私から君に具体的な提案があります。
自分に打ち勝つことを難しい言葉で「克己(こっき)」と表現します。
カッコイイ言葉ですね!!
この「克己」という言葉を紙に書いて、君が勉強している部屋に貼ってみませんか。
最強のライバルと闘う君に、この「克己」という言葉を贈ります。
風邪をひかないように、栄養と睡眠をしっかりとって闘ってください。
では、1月22日、修道中学で君を待っています。
修道中学校 校長 田原俊典