テスト発表が行われ,班活動も休みに入った去る9月30日,『第1回タジマカップ 因数分解王決定戦』が行われました.中学2年学年主任の田嶋先生の名前を冠したこの大会は,タイトルのとおり因数分解の王者を決定する大会です.制限時間20分で因数分解20問を一番たくさん解けた人にKing of Factorization(因数分解王)の称号と賞品が授与されます.ルールは簡単ですが,超難問が含まれたハードなテストです.
なお,写真の開催案内を見ると,「参加者全員に参加賞」と書いてあるように見えますが,その右に小さいながらもしっかりとした文字で「はない」と書いてあります.そう,参加賞はないのです.にもかかわらず,テスト前の放課後という貴重な勉強時間を割いて,109人もの猛者達が腕試しにと参加しました.
放課後,3つの教室に因数分解戦士たちが集結し,16時30分に大会が開始されました.みんな真剣な表情で因数分解に臨み,バリバリと因数分解を解いていきます.今大会を企画し,問題も作成された藤澤先生が,生徒たちの健闘ぶりに,優勝者が複数出てしまったらどうしようかと心配するほどでした.
終了後,採点は即日行われ,厳正な審査の結果,5組の池永君がKing of Factorization(因数分解王)の栄冠に輝きました.
翌日,朝のホームルームで表彰式が行われ,クラスメイトからの拍手喝采の中,田嶋先生より賞品が贈呈されました.当初の賞品は高級国産ノートのみの予定でしたが,たくさんの先生がちょっとずつ賞品を持ち寄り,最終的にはかなりの豪華賞品になりました.
大盛況のうちに幕を閉じた第1回タジマカップですが,機会があれば第2回を開催しようという気運が高まっています.そのときまた数学なのか,それとも他の教科なのかは未定ですが,ぜひ多くの生徒にチャレンジしてもらいたいですね.次回のタジマカップで優勝するためにも,勉強したことはテスト終了とともに忘れることのないよう,普段から一つ一つ知識を積み上げていきましょう.
※写真と名前の掲載は本人の承諾を得ています.