2年: 熊野敬子
今日は2年生から、道徳の授業の様子をレポートします。
2年生では、平和学習の一環として、戦争や原爆がどのように人間やその生活に影響を及ぼすかを学びます。先日その2回目を実施し、当時の修道生や家族の方々の手記を読んで考えました。教材は、本校編集の『流光』という記念誌です。
あるクラスでは、先生が「まず、当時の修道生になった気持ちになってみよう。」と投げかけます。
「今日は昭和20年の5月14日だ。君たちは、14歳だ。当時の修道の2年生だよ。今の君たちなら、あと3ヶ月したら恐ろしいことが起きるのは知っているけど、そのときの修道生には全然想像もしていなかっただろうね。朝学校に来ても授業はないんだ。勉強しなくていいから楽だなあと思うかもしれないけど、勉強しない代わりに、暑いのに外で建物を壊してその瓦礫を運ぶんだ。来る日も来る日もそればかりやるんだよ。どうかな?」
「こんな風に、自分たちがその場にいるように当時にワープしてみたら……。どんなに恐ろしいことかわかってくる……。」
修道の先輩たちの被爆体験を読み、感想をまとめました。今後は、8月6日の平和学習を経て、9月にかけてさまざまな学習活動を行っていく予定です。