5月28日(金)は大掃除の日でした。掃除の後で生徒がゴミ捨てに行くのが北館北西隅にあるゴミ集積場です。この近くのコンクリートの壁と駐車場のアスファルト面の間に、ドクダミが生えています。ゴミ捨てに行った生徒は必ず気付くはずです。よくこんな場所に生えるものだと思いますが、地下茎で生えるそうです。新校舎ができてから生えたのですが、年々その帯が延びているように見えます。ドクダミはこの時期に十文字の白い美しい花を咲かせます。実は花に見えるのは、正しくは苞(ほう)というものだそうです。ドクダミは「毒を矯める」と言われ、漢方では「十薬」と言われる優れた薬草です。身近な薬草として、乾燥させてお茶にして飲まれることも多いようです。広島の被爆者がこのお茶を飲んで原爆症を克服したという話を聞いたこともあります。俳句では夏の季語です。「十薬や 四つの花びら よごれざる」(池内友次郎)