修道学園・学校案内2018
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弁護士として、依頼者の権利の実現を目指し研鑽ITベンチャー企業でライドシェアサービスを開発08弁護士として、企業を中心とする依頼者のために訴訟などを通じて紛争の解決を図ることに携わっています。予断を排して証拠を読む、判例や学説などを丹念に調べるという地味な作業の繰り返しですが、それによって依頼者の方々の権利の実現に、少しでも貢献できることがこの仕事のやりがいであり、楽しいところだと思います。今後も研鑽を怠ることなく、続けていければと思います。修道では良き友、良き師に恵まれました。友人とは、修道杯や文化祭でのお笑いライブ、体育祭の仮装行列など、さまざまな学校行事にのめり込みました。また大学受験は当時の自分にとって厳しい目標でしたが、先生方の粘り強い応援で乗り越えることができました。こうした過程を通じて学んだ、地道な努力を継続することの大切さが、人生の大切な礎になっています。修道では骨のある友人、生徒のためには労を惜しまない先生方に出会えます。また、社会に出ると先輩や後輩の方々と思わぬところでつながることも少なくありません。修道に入学された皆さんが実り多き人生を築いていかれることを願っています。阿南 剛さん1995年修道高等学校卒業1999年東京大学法学部卒業 潮見坂綜合法律事務所弁護士濵 義彦さん1996年修道高等学校卒業2000年九州芸術工科大学(現 九州大学)芸術工学部卒業株式会社ハーツコーポレーションチーフプランナー/BLUE LIVE広島担当白砂 謙介さん白砂 謙介さん2012年修道高等学校卒業2018年東京大学大学院教育学研究科修了修道中学校・修道高等学校教員(理科)修道中学校・修道高等学校教員(理科)自由な校風に惹かれ、文武両道を目指し勉強も野球も頑張ろうと思い、修道へ入学しました。中学では軟式、高校では硬式の野球班に所属し、進学した東京大学でも、投手として野球を続けました。東大の教育学部では研究者を目指す人が多いのですが、生徒の貴重な青春時代を預かる「教師」という職業が持つやりがいの大きさに惹かれて教員免許を取得し、今春、修道に教員として帰ってきました。生徒時代の修道では、普段の授業、班活動、体育祭などの学校行事を通して、一つのことだけでなく多様なことに積極的に取り組み、視野を広げていくことの重要性を学びました。修道は自分自身を大きく成長させてくれた大好きな母校です。一人でも多くの生徒に「修道に来て良かった」と思ってもらえるように励み、母校に恩返しをしたいと思っています。修道では多くのことを生徒自身に任せてくれます。自分で考え動けるカッコイイ修道生を目指して頑張ってください!教師という職業のやりがいに惹かれ、東大から修道の教員へ私は東京の渋谷にあるITベンチャー企業で、「CREW」というライドシェアサービスを開発しています。ライドシェアというのは「UBER」が有名ですが、個人所有の自家用車を活用して乗客運送を行うことを指します。僕はアプリのプロダクト責任者として「CREW」をいかに多くのユーザーに使ってもらえるかを日々考えています。修道では生徒会長として、歴代会長が掲げては叶わずに退任していった「校内の自動販売機への炭酸飲料導入」に成功しました。僕たちは炭酸飲料導入のメリット・デメリットの比較、市内の高校の状況調査、田原校長の説得といったプロセスを経て、ミッションを成し遂げました。つまり修道にある炭酸飲料は2011年度生徒会の汗と涙の結晶なのです。そんな修道で味わった6年間は特別なものだったんだなあと、卒業してから気づきました。変人ばかりのカオスな環境でしたが、いざ勉強となると真剣で、さらに修道杯となるともっと真剣、先生も真剣、そんな修道が僕は大好きでした。何度生まれ変わったとしても、ここで中高時代を過ごしたいと心底思える学校です。ライブやコンサートなどの音響エンジニアとして、BLUE LIVE広島での音響オペレートなどを担当し、年間100公演に携わっています。音響エンジニアには、観客席のすみずみまで最高の音を届ける使命があります。ライブは、その日、その時だけのもの。ステージでパフォーマンスをするアーティストと見に来てくださったお客様とをつなぐ、音響エンジニアという仕事の面白さを体感する毎日です。自主性を重んじる自由な校風に憧れて入学した修道では、長髪で学校に通っていました。音楽班に所属し、YAMAHAなどが主催する「TEENS’ MUSIC FESTIVAL」で中国大会に出場したこともあります。こうした学生時代の音楽活動から、将来は音楽に携わる仕事を考えていました。プロとして技術や能力が必要なことは言うまでもありませんが、それ以上に人と人とのつながりや関係が大切であることを修道で学んだように思います。卒業後20年以上が経ち、ようやく胸を張って母校を訪問できるようになりました。修道に入って勉強だけをやるのはもったいない。後輩の皆さんには、勉強以外にも没頭できる何かを見つけてほしいと思っています。音響エンジニアとしてアーティストとオーディエンスをつなぐ小田 啓さん2012年修道高等学校卒業2016年慶應義塾大学商学部卒業 株式会社Azit執行役員/UIデザイナーITベンチャー企業でライドシェアサービスを開発弁護士として、依頼者の権利の実現を目指し研鑽

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