修道学園・学校案内2018
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西本 祐輝さん 5年/水泳班立上 博之 数学科教諭/5年担任中川 颯太さん東京大学 理科一類1年/修道高等学校2018年卒業/英語班・美術班上級の学校生活18奄美大島・屋久島の大自然や文化に親しみ、心を豊かに育む●修学旅行[5年]現役東大生・京大生から刺激を受け意欲を高める●東大京大セミナー合宿[5年]「世に有為な存在となるためのリーダーシップを、ここ修道で身につけてほしい」。これは入学して間もない頃、僕たちに告げられた言葉です。そして僕の目標は京都大学で学び、世界中を飛び回る小児科医になること。この志を抱くまでには、大小さまざまな契機がありました。中学受験を決意した小学6年生の春、アメリカの医療を体験するべく留学プロジェクトへの応募を決めた中学3年生の冬。また、個性豊かな仲間たちを通して自分を見つめるようになったこと、そして生徒の意欲に必ず応えてくれる熱い先生方の存在が僕を夢へと導いてくれました。修道は今しかできない豊かな経験を数多く獲得し、“人生の分岐点”に出会える学校だと思います。受験の準備を始めるのが遅くなったからと諦めることはありません。自分次第で道は開けます。頑張ってください!今しかできない豊かな経験を重ね、“人生の分岐点”に出会おう。修道で自己を研磨し、社会の変化に柔軟に対応する力を養ってほしい。クルーズ客船「にっぽん丸」をチャーターして、船中泊で奄美大島・屋久島を巡り、さまざまなアクティビティに挑戦。現地の自然や文化に親しみ心を豊かに育む修学旅行です。3泊4日で勉強漬けの生活を送ります。東京大学、京都大学に在学中の先輩たちも参加するので、受験や大学生活など、貴重な話を直接聞けるチャンスです。自分の夢の実現に向けて、現実と向き合いながら具体的に活動していくのが上級の生徒です。班活動で切磋琢磨したり、学校行事でチーム一丸となって取り組んだり、わからないところなどを教え合ったりといった、主体的活動を通じて「有為な人材」へと育っていきます。教員は生徒たちのこうした活動を程良い間合いで見守り、学習面、生活面ともに自立した判断、行動へつながるようサポートしていきます。ときには教員が相談に応じながら成長を見届けていく場面もあるでしょうが、主役は生徒一人ひとりです。社会は常に変化しています。その変化に柔軟に対応できる力を養うために、「修道」というチームの中で自由度の高い生活を通じて、自己を研磨してほしいと思います。そして旅立ちを迎えた時、「修道で本当に良かった」と思ってもらえることを願っています。私の上級時代4年生の東大見学ツアーでは、学内を実際に見たり、先輩の話を聞いたりすることで、東大の具体的なイメージをつかみ、モチベーションが大きく上がりました。そして東大進学を視野に入れて参加した東大京大セミナー合宿では、国語や英語などは生徒同士で競い合う形の授業だったので、負けず嫌いの僕はかなりやる気になった一方、他の生徒のすごさを認識せずにはいられませんでした。この合宿を通して、東大を目指す意味というものを痛感しました。また古典の添削指導では、過去問の原文を見ながら現代語訳を読み上げるやり方で、微細なミスにも気づきやすかったです。自分ではあまり実感がなかったのですが、先生によると受験直前期に大きく実力が伸びたということでした。僕は人前で話すことが苦手だったのですが、模擬国連大会などの学外行事に参加しスピーチなどを数多く経験したことで、苦手意識をなくすことができました。弱みを克服するためには、あえて自分をそうした場に置くことが大切だと感じました。

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