修道学園・学校案内2018
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河本 崇志さん 3年/野球班高木 亮治 英語科教諭/3年担任時盛 瑛史さん 6年/ジャグリング同好会中級の学校生活16修道は人間の幅や将来の選択肢を広げてくれる学校。明確な答えが用意されていない時代に、有為な人材となるための土台を築く。未来のグローバルリーダーとしての資質と能力を育む●FLP(フューチャー・リーダーズ・プログラム)[3年]自らの進路を意識し、考えるための多彩な機会や行事●東大見学ツアー[4年]など「修道にはユニークな人が多いなあ」というのが、この2年間の率直な感想です。修道は「責任ある自由」という校風の下、自分の個性を伸ばすことのできる学校だと実感しています。専門的な授業や個性豊かな仲間との活動を通して、多様な見方や考え方があることを知り、物事をさまざまな角度から考察できるようになったと感じます。こうした力は、独創性が求められるこれからの社会において、非常に役立つと思います。また学校生活全体を通して、人間としての幅が広がり、将来の選択肢が増えたようにも感じます。このように自分の成長を実感できるのも、修道という学校を選んだからこそだと思っています。受験勉強は大変だと思いますが、受験生のみなさんには「なぜ自分は修道に入りたいのか」ということも考えながら、受験を乗り越えてほしいと思っています。中級は、初級で培ってきた生活習慣と学習習慣を大事にしつつ、より大きな視野を獲得する時期だと考えています。学習面においては理科を3科目履修したり、多くの教科において3年生の段階で高校の内容に入ったりと、より高いレベルでの学習が求められます。だからこそ毎日の授業や家庭学習での集中力を高めていかなければなりません。また高校入試がない分、長期的な視点で進路をじっくり考えられる時期でもあります。3年次にはFLP(フューチャー・リーダーズ・プログラム)、4年次には東大見学ツアーなど、将来の自分の姿を描くための機会を設けています。私たち教員は、こうしたさまざまな経験を得て成長していく生徒たちに、あらゆるサポートを提供します。明確な答えが用意されていない時代に、有為な人材として社会で活躍するための土台を、この中級で築いていきます。オーストラリアの大学で行う「UNSWコース」、国内で行う「SHUDOコース」のいずれかに参加し、思考力・判断力・表現力を磨き「未来のリーダー」としての資質と能力を高めます。志望や適性に沿った文理選択に備えて、東大見学ツアーや予備校講師による進路講演会といった、自分の進路や将来を考えるための参考となる機会や行事を多彩に展開しています。私の中級時代3年生の時に参加したオーストラリア研修※1での、最初にして最大の壁は「聞き取り」でした。オーストラリアに到着後すぐに週末を迎え、ホストファミリーと一緒に休日を過ごしたのですが、その休みが終わる頃になって、ようやく簡潔に伝達し合うことに慣れてきたという感じでした。また4年の東大見学ツアーでは、最初に見学した工学部で、蒸気機関のエンジンについて解説していただいたことをよく覚えています。先輩方が自ら作成した機関に火を当てるとピストンが動き出すなど、目の前で蒸気機関の仕組みを見て、工学の魅力を知ることができました。中級で一番印象に残った学校行事は修学旅行※2です。2日目に訪れた屋久島では雄大な自然に触れ、3日目の奄美大島では島の文化を学ぶことができました。またこの日の夜は、同好会で腕を磨いているジャグリングを披露する機会もあり、とても楽しい4日間を過ごしました。※1 2019年度入学生では「FLP(フューチャー・リーダーズ・プログラム)UNSWコース」となります。※2 2019年度より修学旅行は5年生の行事となります。

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