修道学園・学校案内2018
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11修道の学び中学・高校の6年間、成長段階に応じて学習意欲を高める多彩な取り組みを行っています。従来型の「知識・技能」の習得のみならず、「思考力・判断力・表現力」といった“生きる力”に直結したスキルの醸成を目指します。バランスの取れた知識とスキルを活用することにより、「主体性・協働性」を備えた“真のリーダー(道を修めた有為な人材)”の育成を行っています。班長としてチームメイトの意見を尊重し柔軟な考え方ができる人間を目指す 課題解決型学習(PBL学習)を通じて、主体性と協働性を培う教科の特性に応じてICTを活用し、生徒の主体的な学びを育む8人の班の中で意見を出し合い、役割分担をしてスタンディングデスクの製作作業を進めています。誰か一人でも生半可な気持ちで取り組むと全体がうまくいかなくなるので、一人ひとりが意識を高く持つ必要があります。僕は班長として、真剣に楽しく作業できるチームを目指しています。そしてチームメイトの考えを尊重していきたいと思っています。そうすることで自分の思いつかない、ユーモアあふれるさまざまな答えを見つけることができるからです。スタンディングデスクの製作は、固定概念を取り払って柔軟に物事を考えられる人間になるために役立つと思います。「道を修めた有為な人材」を培う3つの土壌新しい学び“知識+スキル”の習得と活用2地元企業と連携し、PBL(Project Based Learning)学習に取り組みます。2018年度は広島県産の木材を用いて、校内に設置する「スタンディングデスク」を製作します。チームに分かれて、設置場所の検討や必要な機能の調査から設計・デザイン、加工・塗装までを生徒たちの手で行い、主体的・能動的に一連の製作工程に取り組みます。先生とのコメントのやり取りを通して作品の完成度を高め、客観的な視点を獲得美術科では授業の終わりに自分の作品を撮影し、写真にコメントを付けて提出します。先生からは次回の授業までにコメントを返信していただき、作品の完成に活かしています。先生とのコメントのやりとりは、改善すべきポイントが明確になり、最終的な作品の完成度が格段に高くなりました。また自分の作品にコメントすることは客観的な視点の獲得につながり、反省点を見つけられるようになりました。今後さまざまな場所でICT機器を活用する機会が増えていくと思いますが、これまでできなかったことが可能になっていくのは素晴らしいことだと実感しています。5年 須山 太智さん中級(3・4年)では生徒全員が個人所有のキーボード付きタブレット端末を授業で利用し、各教科の学習の習熟度の向上に役立てます。さらに、授業や課題で作成したレポートなどの共有や、自分の学習活動を振り返ることができる学習成果の蓄積にも活用します。2年 吉村 心矢さん

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