5The Shudogakuen News vol.116山田 英輝(3年学年主任)町 一誠(4年学年主任)3年 学年報告4年 学年報告る」という耳の痛いお話も…。憧れを志望に変えて本気で動きはじめる生徒が 「非日常的な空間でクリエイティブになった。」とか、「人生の主人公は俺だ、という考えを深めるいいきっかけ。」とか、「幸せの答えにたどり着けた気がした。」など。 これらはFLP研修を終えた直後の生徒達のアンケートから抜粋したものになります。決して英語が得意ではない生徒達なのですが、英語に対して抵抗感が減り、少しでも前向きな気持ちで取り組めるようになったという回答が多く見られました。また、講師や留学生のコーチと接していく中で、語学のみならず、コミュニケーションスキルや多様な価値観を目の当たりにして、世界貢献や人生観にまで考えが至っている生徒がいたことも印象的でした。また、工夫を凝らした教材や多様な学習スタイルや気の利いたコーチングによってこんなにも生徒達が輝き出すのか、と感心させられました。生 入学式で新しい仲間を7名迎え、新生活がスタート、遠足は尾道を散策しました。 8月、希望者はオーストラリアでのホームステイ研修に参加し、語学力を向上させるだけではなく、様々な経験をつみました。 東大見学ツアー 初日は駒場キャンパスで若本先生に「同じ遺伝子の微生物がなぜ個性を持つのか」という生命の多様性の不思議さに迫るお話を伺いました。夜は東京ドームホテルにて、広告代理店で働く串先輩の講演会。生徒達は高校時代の生活や仕事の魅力など、たくさんの質問をしていました。2日目は本郷キャンパスで林先生に「生き物はなぜ眠るのか」「レム睡眠の役割は?」など最先端の研究成果を伺いました。研究が進めば、認知症や鬱などの症状改善に役立つ可能性もあるとのこと。「ラットでは顕著だが、おそらく人間も寝る際にスマホなどの光を少しでも浴びるとかなりの悪影響が出徒達のみならず我々教員もとても学びのある企画となりました。本研修は11月でしたが、年度当初から多くの事前研修を積み重ねてきており、また探究の授業にて本研修と同様の課題を意識付けさせており、緻密にデザインされたプログラムとなっています。最終日には保護者の方にもご来校いただき、成果の報告会を実施し、大いに盛り上がりました。これらの経験を活かし、生徒達はこれから訪れる難局を打開してもらいたいと願います。また、これからFLP研修ができると思うと後輩達にはうらやましい感情すら芽生える企画です。ぜひ楽しみにしておいてください。出ることを願います。先輩方、あらためてありがとうございました。 10月には渋谷教育学園幕張高校の生徒と平和学習交流会を行いました。立候補してくれた生徒は、司会・修道紹介・慰霊碑説明などの係をしっかり準備して臨み、堂々と意見を述べる姿も頼もしかったです。広島育ちの自分達と他県の同世代との感覚の違いを感じたり平和についての思いで共感したりと、たくさんの学びがありました。 11月には299年祭。一生懸命占いを勉強したり、真っ赤なペンキで何百と手形を押したりと、クラスの催しやお化け屋敷の企画運営、巨大建造物の作製などに全力で取り組みました。皆さんに楽しんでもらえたなら嬉しいです。次年度は記念すべき300年祭。この経験を活かしてがんばってほしいと思います。 素直でやさしい努力家、そしてお祭り好きが多い黄色バッヂ、上級学年でのますますの成長を楽しみにしています。
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