4The Shudogakuen News vol.116有田 公一(1年学年主任)中髙下 亨(2年学年主任)1年 学年報告2年 学年報告場を設定しました。5年生になったとき、「東大京大セミナーでまた来よう」を目標に3日間の合宿を乗り切り、修道に戻ってきたときの生徒の表情は充実したものでした。「面白くなければ修道ではない!」 今年の1年団は新任の先生が3名で、かつ担任は全員修道卒という「熱い修道魂」をもった学年団です。「勉強、班活動、学校行事に全力で取り組め!」を合い言葉に、テスト1週間前放課後学習会や土曜自習室の積極的な活用、また、体育祭、水泳大会、音楽祭などの学校行事も学年一丸となり「一所、一緒、一生懸命」に頑張りました。 1年生の学校行事の中でも、そして修道6年間の中でも最も重要な学校行事である「林間学校」。今年から3泊4日になり、男三瓶登山やトレッキング、飯盒炊飯、キャンドルの集いなどこれまで以上に多くのイベントを体験しました。さらに、三瓶の大自然の中で都会では味わえない非日常的な時間を過ごすことで、生徒たちの貴重な学びと経験を得ることができました。この「林間学校」を通して、82回生たちの心 平和学習で、7月に平和記念資料館の見学と平和公園周辺の慰霊碑めぐりを行いました。8月6日には、市役所裏の国泰寺公園(雑魚場町付近)で黙祷をささげました。その後、修道に戻って、クラスごとに慰霊碑を参拝(献花、献水、黙祷)したのち、本校OBの下村幸男先生をお迎えして、被爆体験の講演を行いました。講演は、原爆の悲惨さとともに、平和への思いが込められたもので、犠牲になった先輩たちを思い、平和とは何か、自分たちに何ができるか考える機会となりました。 夏休み 指名された生徒が参加するセミナー合宿を、10数年ぶりに神石高原町の光信寺で実施しました。スマホなどの情報端末が使えない2泊3日の合宿では、基礎学力の定着とともに、座禅などの仏行を取り入れ、日頃の生活をふり返るにも本当の「修道魂」が芽生えたように感じます。また、11月初めの299年祭では、環境整備委員や林間学校展示委員として活動しました。来場者への挨拶やプログラム配布受付といった業務、校内のゴミ拾いや食堂でのテーブル拭きなど、美化活動にも積極的に取り組みました。全力でやり遂げる姿がとても印象的でした。 そして、今年はいよいよ修道創立300周年、被爆80年という節目を迎えます。学校生活を大いに楽しむことにより、先輩たちの築き上げた熱き修道魂を受け継ぎ、有為な人材となり世に羽ばたいていけるよう勇往邁進していきます。 9月30日から2泊3日、福山のしまなみビレッジで、カッター研修を行いました。暑さを心配していましたが、天候に恵まれ予定していた研修をすべて実施することができました。はじめは息が合わずうまく漕ぐことができない生徒たちが、研修を重ねるにつれどんどん上達していく様子がわかりました。最終日、全12艇によるレースでは、近年まれに見る接戦となり、3組が優勝を勝ち取りました、また2日目の午後は、みろくの里を貸し切り、男たちだけの遊園地を存分に満喫しました。 この1年で青バッチ81回生はたくましくなりました。中級でのさらなる成長を期待しています。学年報告
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