修道学園通信 vol.111
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The Shudogakuen News vol.1113ご退職今年度より、常勤講師として数学を担当する藤田 善と申します。数学という教科では「問題を解く」という経験を通して、たくさんの対話が生まれます。「え、どうやってやるん?」「あー、こうやって考えるんか」「でも、どうやって思いつくん?」「じゃあ次の問題も同じか」「お、これできるじゃん」「毎回これで解けるんかな?」「できんときはどうするん?」。ここで言う対話とは、自分-問題との対話だけでなく、自分-先生との対話、さらには自分-友人との対話でもあります。これらの対話を通して、数学では具体と抽象の往復、論理的な思考や考察、批判(クリティカル)的なまなざし、問題の本質を見極める力、仮説と検証など、たくさんのことを学ぶことができます。このような力は、変わりゆく未来の先でも、変わらずに求められ続ける力です。数学を学ぶことで、みなさんのものの見方や考え方がより豊かになるよう、頑張っていこうと思います。どうぞよろしくお願い致します。数学科藤田 善新任教諭広島生まれ広島育ち、修道生は大体友達な学生生活を送り、ドミニカ共和国を経由して久しぶりに足を踏み入れる修道は、グラウンドが全面人工芝、体育館もプールも建て替わり、教室は前方の黒板がホワイトボードになっていました。体育科教員として見知らぬ学校に来たようです。なお、実際に分からないことばかりの毎日です。後輩でもある生徒の皆さんには、中学校から6年間、または高校から3年間の修道生活を大いに楽しみながら、そしてしっかりと勉学に励んでほしいと思っております。全力でそのサポートをするべく私も励んでまいります。最後になりましたが、今年度より常勤講師として、中学校1学年の担任と体育を担当しております八谷(やたがい)と申します。どうぞよろしくお願いいたします。体育科八谷 智隆新任教諭3年生の担任を務めます、英語科の升田智紀と申します。本校では、2016年からの2年間、非常勤講師として勤めておりました。大学院での学びと他校での勤務経験を経て、この度4年ぶりに母校で教鞭を執る機会をいただだき、うれしく思います。ICTの普及により、テレワークやオンライン授業が盛んになった昨今だからこそ、生徒の皆さんには、学校でしかできない学びをしてほしいと考えています。それは、「他者と学ぶ」ということです。ほかの人と対話をする中で、学びに新たな価値が生まれる、それまで気づかなかったことに気がつく。そんな経験を学校生活の中で多くしてほしいです。そのうえで、英語の授業では、ことばの面白さをみなさんと共有するような授業を心がけてまいります。今後機械翻訳の精度がますます上がっていく世の中で、自分で英語を運用することの意味を感じてほしいです。そして、英語という日本語とは異なる体系を持つ言語を学ぶことを通じて、普段何気なく用いている「ことば」について考えるきっかけとなればと思います。これから皆さんの学びを全力でサポートしてまいります。よろしくお願いします。英語科升田 智紀新任教諭昨年、非常勤講師としてお世話になり、今年度から常勤講師として勤めさせていただくこととなりました。今年度は一年生と五年生で授業を担当させていただきます。精一杯取り組みながら、生徒とともに学び続け、成長できるよう励んで参ります。現在、世界はめまぐるしく変化しており、その変化のスピードはとどまることなく加速し、行き交う情報量も増えていっています。そのような中で、どのように情報を読み取り、活用していくのかは非常に重要なことであると思います。私は、国語科の中でことばを豊かにし、文章と向き合い、読み取る能力を身につけることは、必ずや生徒の皆さんの「生きる力」になると考えています。さらに、育んだことばで、自分の気持ちや考えを表現する能力は、次の時代を担っていく生徒の皆さんにとって大きな武器となるでしょう。今、想像もできないような未来を創っていく修道生の良きサポーターであれるよう尽力して参ります。どうぞよろしくお願い致します。国語科濵﨑 大聖新任教諭今年度より、養護教諭として勤務させていただきます細川蒔緒と申します。出身は高知県ですが、この春こうして広島県に、そして修道にご縁を持てたことを大変嬉しく思います。健康生活に欠かせないのは、「運動・睡眠・栄養」です。なにをするにも健康であることが最も大切であり、生涯にわたり健康に過ごせるために、中・高時代をどう過ごしていけば良いか共に考え、共に成長していきたいと思います。また、国体選手として担った責任と、スポーツを通したこれまでの経験や、保健体育の免許を最大限に生かし、生徒の学校生活を心身共に健康で有意義なものにできるよう努力していきます。この春、教員として社会に飛び出し、1年目で至らない点も多くあると思いますが、保健室を通して生徒の健康をサポートし、共に成長していけるよう勤めますので、これからどうぞよろしくお願い致します。養護教諭細川 蒔緒新任教諭今年度より、事務室総務課に勤務いたします小島(オジマ)健治です。私は幼少期からずっと車椅子に乗って生活しています。今以上にバリアフリーの進んでいなかった小学校時代“エレベーターのある中学校に行きたい!”の一心で中学受験をし、修道中学校に入学しました。活動に制限のある私が、この学校で充実した中高時代を送れたのは、自分で出来ることは自分でしていくための先生方の働きかけなど、多方面での環境整備をしていただいたお陰だと思います。修道との出会いが、私の人生にとってのターニングポイントです。だからこそ、修道という組織の一員として働きたいと強く思っておりました。新任挨拶にあたって場違いではあるかもしれませんが、両親をはじめとした家族、たくさんご迷惑もおかけした学校の先生方、OBの先輩をはじめ色々な場面で関わり、温かく見守り声をかけてくださる皆さん、いつも本当にありがとうございます。幼少期から今までずっと、出来ないことに悲観するのではなく、出来ることに目を向け、明るく元気に過ごしています。身体も大切にし、私の出来る最大限の恩返しができるよう努力し続けたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。事務室小島 健治新任職員2022年度新体制校  長 田原 俊典高校教頭 上田 道浩中学教頭 藏下 一成教頭補佐 村上 大賀教務部長 皆戸 祥成生徒部長 池内  啓進路部長 遠藤 伸彦育成部長 磯邉 悌志〔教科主任〕国語科 管野 泰久社会科 白木 雅文数学科 竹村 克志理科 山光  徹芸術・技術家庭科 谷本 理紗保健体育科 安本 芳朗英語科 市原 秀夫〔学年主任〕1年(中1)山田 英輝2年(中2)矢野 真司3年(中3)内藤 弘泰4年(高1)野上 知宏5年(高2)名和原 寛6年(高3)中﨑 真介2021(令和3)年度末で3人の方がご退職なさいました。田坂雅江先生(写真左)、光永弘之先生(写真右)、石田真理先生(ご欠席)です。皆様、長い間修道を、そして多くの修道生を教え導いてくださりありがとうございました。これからも健康に留意され、それぞれの新しい道でご活躍をされることをお祈りしております。新任者挨拶

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