修道学園通信vol110
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トピックス進路9The Shudogakuen News vol.110文 化 班■書道班〈高校〉9月 (※9月に表彰式が静岡県伊東市の日本書道藝術専門学校で行われる予定でしたが、コロナの感染状況により、表彰式は中止となりました。)   第73回全国公募千字文大会   4年 矢吹(伊東市長賞)■スクールバンド班〈中学〉8月 第62回全日本吹奏楽コンクール中国大会 中学の部(銀賞受賞)〈高校〉8月 第62回全日本吹奏楽コンクール中国大会 高校の部(銀賞受賞)■英語班〈高校〉11月 全日本高校模擬国連大会   5年 檀、馬屋原、岸田、渡邉(最優秀1チーム、優秀2チームには選出されず)■囲碁班〈高校〉8月 第45回文部科学大臣杯全国高校囲碁選手権大会   4年 勝田(1次リーグ敗退)■音楽班〈高校〉11月 令和3年度広島県高等学校総合文化祭軽音楽部門   Chromatics(5年 岡増、小田、中本、4年 宍戸)
最優秀バンド賞(オリジナル曲部門)■鉄道研究班〈中学・高校〉8月 第13回全国高等学校鉄道模型コンテスト(ベストクオリティ賞、ベストムービー賞)問う方向に向いていると言わざるを得ない。今後、大学入試で計るべき力は何なのかを再確認する議論が進むことを期待している。 東大京大セミナーは昨年に続き宿泊形式での実施は困難となったが、代わりに学校に通う形で代替行事を行った。8月18日(水)~20日(金)の3日間、英数国で実際の入試問題などに触れながら、1年半先にこれを解くためには普段の学習で何を意識することが必要なのかを考えることを促した。 初日には広島で働く東大卒のOBが教室に来てくれ、一方では東大と京大の大学院で学んでいる先輩と教室をパソコンでつないで、実物とリモートを組み合わせた座談会を行った。実物とスクリーン上の先輩が、教室の後輩の顔を見ながら高校時代にどのように学習していたかなどを話してくれ、後輩の質問に東京・京都からもパソコン越しに答えてくれた。事前に思っていた以上に、実際に目の前にいるのとさほど変わらないやり取りをすることができると感じた。 また2日目には、東京大学で准教授をしておられるOBが、自分のスマホで東大のキャンパス内の教室や機材・設備などを撮しながら説明して歩かれるのを、広島の教室から見るというリモートオープンキャンパスを行った。その先輩は、企画が終わった後も、生徒が出した60個の質問全てに文章で返信して下さり、感謝の言葉も見つからない思いであった。 2つの企画とも、後輩のために時間と労力を割いて協力してくださるOBがいて行うことができたものであり、OBの方々の後輩を思う熱い思いを実感する行事であった。 1月15・16日、2回目となる大学入試共通テストが行われた。初日は東京大学の試験会場での刺傷事件、2日目は南太平洋の海底噴火による津波、終了後は世界史の問題流出事件と問題自体以外の話題にも事欠かないテストであった。 センター試験よりも難化すると予想されながら平均点が上がった1年目とは違い、2年目の今年は平均点が大きく下がると予想されていたが、数学ⅠAの37.96点など7科目で、5教科7科目になった2004年以来最低の平均点となり、想像をはるかに超える難化となった。 数学などで設問の文章がどのような状況を説明しているのかを読みとるのに時間がかかる問題が増加している。数学ⅡBでは、家と歩く人の間を自転車で往復し続けるという現実には起こりそうもない設定の問題や、国語では自分が豚になって食べられる文章が出題された。 単純な記憶や過去問のパターン練習では解けず、一読しただけでは理解しにくい設定の文章を読み解いたり、グラフや表からデータを抽出したり、複数の情報を組み合わせる問題などが出題されており、普段からどれだけ考えて頭を鍛える学習をしているかが勝負を分けるテストになってきている。  センター試験の形式が踏襲され、これまでの勉強で解ける問題もあるが、解きにくい問題は非常に解きにくく、応用的な力が問われているという印象だ。以前、センター試験は1点刻みではなく設定ラインをクリアしたら基礎学力があると認め、応用的な力は大学ごとの個別試験(2次試験)で計るという方向性が検討されていた記憶があるが、現状では共通テストも個別試験も応用力を大学入学共通テストについて,および東大京大セミナー代替行事について遠藤 伸彦(進路部長)

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