修道学園通信vol110
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4The Shudogakuen News vol.110『ウィズコロナ・修道の学び』藏下 一成(中学教頭) 2021年5月、広島県、特に広島市においては感染状況はステージⅣに相当する状況となりました。また、公立、私学を問わず県下の学校においていくつかのクラスターの発生も報告されました。さらには変異株による感染も増加し、その毒性の高さ、感染力の強さによって、若年層の重篤化も確認されたのは記憶に新しいところです。

 広島県では5月8日から「新型コロナ感染拡大防止集中対策」に取り組むことになり、その取り組みの一つとして、県下の公立私立を問わず、すべての学校にオンライン授業等による集中した感染拡大防止対策を実施するようにと要請がありました。 要請を受けて、修道でも5月17日から5月21日までの期間を、修道独自の感染拡大防止の「集中対策期間」と指定し、HPにアップした要項のとおり、オンライン授業を実施しました。
 その様子は2021年5月24日付け中国新聞朝刊にて紹介されました。 9月には研究授業発表会を実施しました。こちらは2018年度から実施しているICT×学習デザイン研修の成果を発表するものです。 研修では研究授業発表会に向けた単元デザインについて、タキソノミー・テーブルを作成。Googleのスプレッドシートを共有し、各単元のテーブルを登録・閲覧できる環境を整え、中間報告などを実施しました。タキソノミー・テーブルと「観点別評価」の関係についても検討を進め、指導と評価の一体化による、新学習指導要領に対応した教育課程・学習評価に関する実践研究を進めています。同時に修道ベーシックルーブリックとの関連性も検討し、相乗効果を高めました。 残念ながら研究授業発表会はコロナ禍により、外部のお客様をお迎えすることができませんでした。しかしながら、学内での教員相互の発表会をおこない、生徒さんの変容を見取り、共有することができました。次年度こそは外部のお客様に修道の学びをご覧いただき、評価がいただけることを願っています。 授業、学校生活、行事など感染対策を充分におこない、実施できたことと、できなかったことがありますが、引き続き、可能な限り充実した学びをおこなうことができるよう取り組みます。 79回生は、小学校6年生の時に、仲間と共に過ごす修学旅行や、最上級生として活躍する運動会などが中止、縮小された学年です。もしかすると、何かしらの経験不足による影響があるのではと密かに心配をしていました。しかし、この1年を振り返ってみると、随所にチームワークの良さやリーダーシップを発揮してくれました。 4月は遠足です。豊平総合運動公園でキックベース大会をする予定でしたが、大雨のため体育館でのドッジボール大会に変更されました。さらに体育館が雨漏りのため1面使えないというハプニングも。しかし、79回生は、できたばかりの友だちと楽しく一所懸命にプレーしていました。試合間の交代や最後の清掃もスムーズで、彼らの行動力に驚きました。 6月の体育祭。本番に向けて放課後にしっかりと練習を積んできました。本番でもグリーンアリーナという最高の舞台で、お互いの息を合わせ、練習の成果を十分に発揮しました。その一方で、多くの生徒が「先輩の演技がすごかった」という感想を述べていました。目指すべき目標ができた瞬間でもありました。 10月の296年祭。文化祭の原点に戻り、日頃の学習の成果を展示しました。理科や英語、美術や技術、学活など全生徒が何かしらの科目を選び、授業や放課後に作成した作品を展示しました。レイアウトや飾り付けも自分たちで行い、高い運営力も見せてくれました。 12月は修道杯。4月の遠足同様、ドッジボールを楽しみました。4月の時とは投げるボールのスピードが段違いです。試合間の交代もさらにスムーズで、この1年での成長を見せつけてくれました。 大変な1年でしたが、保護者の皆様を始め多くの方々の協力で乗り切ることが出来ました。この場を借りて感謝申し上げます。1年 学年報告矢野 真司(1年学年主任)学年報告

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