3The Shudogakuen News vol.110 『逢うべき糸に出逢えることを人は仕合わせと呼びます』これは中島みゆきさんの『糸』という曲の一節である。田中だって小田和正さん以外の曲も知っている。ところで、「幸せ」でなく「仕合わせ」と書いてある。なぜ「仕合わせ」と書いてあるんだろうと思い調べてみると、「めぐり合わせ、運命」という意味があり、昔は良いときにも悪いときにも使う言葉であったそうだ。今では仕合わせがよいときに「しあわせ」と言っている。私事で申し訳ないが、君たちと過ごす6年間で私の生活は激変した。結婚し、子どもが産まれ…そのたびに多くの人に祝ってもらい、多くの人の支えを感じ、仕合わせがよい人生だと感じた。そうか、きっとこう思える人生こそが幸福なのかもしれない。君たちと過ごした日々も仕合わせがよいものだった。君たちには仕合わせがよかったと感じられる人生にしてほしい。そのことを感謝できる人になってほしい。じゃあ元気で。きっとまたいつか。6年1組担任 田中 大翔 修道74回生の皆さん、卒業おめでとうございます。君たちを送り出せることを大変うれしく思います。私が教員になった理由は「世界平和の実現」です。英語の授業や担任を持ったクラスでは折に触れ、そのような話をしてきました。君たちにはそれぞれのやり方で世界平和に貢献できるよう活躍して欲しいです。私は君たちが3年生になったときから担任または英語の授業担当として関わりました。君たちと経験した一つ一つの出来事を思い返すと涙が出てきます。これまで教員と生徒という立場でしたが、私も君たちからたくさんの事を学び成長できました。これからは仲間という関係ですから、遊びに来たときは一緒にパンでも食べましょう。これからも、英語学習に励んでください。君たちが単語帳を開いて私の英語ダジャレを思い出してくれたら幸いです。君たちと楽しい授業が出来たことは私にとって財産です。いつもありがとう!最後に一言、君たちはGenius!6年2組担任 髙木 亮治 74回生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。君たちが6年生になってからの一年間だけのお付き合いでしたが、修道生活の集大成の年に、目標の実現に向けて日々奮闘している君たちと同じ時間を共有できたことをとてもうれしく思います。コロナ禍の中で、不自由なことも多々ありましたが、遠足や体育祭仮装行列もなんとか実施することができ、素直で個性豊かな生徒たちに囲まれた楽しい一年間でした。本当にありがとう。 さて、天台宗の開祖である最澄の教えの一つに「一隅を照らす」というものがあるそうです。「一隅」とは今自分がいるその場所のことです。一人一人が自分の役割を認識して、与えられた場所で全力を尽くすことの大切さを説いているのだと思います。一人一人が灯す小さな光は、集まってやがて大きな光となり、社会全体を明るく照らしていくはずです。一隅を照らす人として力強く前進してください。皆さんのこれからの一層のご活躍を心よりお祈りしています。6年3組担任 片山 行弘 74回生の皆さん 、ご卒業おめでとうございます。思い起こせば5年生で皆さんの担任となってすぐに新型コロナの影響で学校が休校となり、しばらくはリモートで授業というスタートでした。そんな状況でも皆さんは真剣に授業に取り組み、こちらからの問いかけに対しても素直に反応してくれたのが印象的でした。楽しい2年間でした。 さて、これからみなさんは様々な場面で様々な選択をしなくてはならなくなると思います。私自身はそのような場面に出くわしたら、シンプルな方を選ぶようにしています。複雑なものは一見高尚に見えますが、シンプルなものの中にこそ真実が隠れているような気がしてなりません。確かに、選択に迷うということは、どちらも自分にとっては好ましく思えたものに違いありません。選んだ後も如何様にも後悔してしまいそうですが、選択した自分に納得ができれば前に進むことができるのではないでしょうか。 皆さんの活躍を期待しています。また会いましょう。6年4組担任 村上 大賀 74回生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。3年次から担任団に加わり、4年間のお付き合いでした。3年次のクラスは文化祭で最優秀企画賞、4年次のクラスは立て看板で最優秀賞、5年次のクラスは応援合戦で優秀賞、6年次のクラスは仮装行列で優秀賞、とそれぞれの学年のクラスで思い出に残る体験を一緒にできて本当に楽しかったです。君たちは素直で担任団の言うことに耳を傾け実行してくれたと思います(担任団が怖くて言うことを聞かざるを得なかった!?)。“人の意見に耳を傾ける”ことは、社会人になってからも大事なことなので、この特性は是非とも無くさないでください。これから君たちが各分野で活躍する中で、楽しいことも辛いことも経験すると思いますが、私はしばらく(15年くらい?)は修道にいる予定なので、色々と話をしたくなったら訪ねて来てください。大学生活を楽しんでいる話を聞くのを楽しみに待っておきます。6年5組担任 銅銀 和史 卒業の「卒」は「終える、終わる」、「業」は「学問、技芸」だから、卒業とは「勉強を終えた」という意味である。去年も今年も、何かにつけコロナに振り回された高校生活だった。皆さんにとって、不本意な三年間だっただろうか? それでも真面目に勉強し、部活に励み、ついに卒業の日を迎えた。だからひとまずは「頑張ったな!お疲れ!」と労いたい。 さてここからが本題ですが(笑)、卒業の「業」には「なりわい、生活のてだて」という意味もあるのです。机上の勉強だけが「業」ではない。次に行うべきは、自らの「生業、生活」を作り上げていくことだと思う。「卒業」は同時に「始業」でもあるのだ。試行錯誤を繰り返し、自分の仕事、生き方を見つけてほしい。多くの人と出会い、だれかと恋に落ち、喜びや痛み、様々な感情を味わって、広い世界を見る。…皆さんの幸運を祈っています。 青春という字を書いて横線の多いことのみなぜか気になる(俵万智)6年6組担任 久保田 寿Put on the whole armor of God, that you may be able to stand against the wiles of the devil. Ephesians 6-11 74回生の君たちにとって修道生活での一番の思い出は何でしたか?また、修道で何を学び、何を得ましたか?私が高校時代に学び、そして得たものは、高校時代のラグビー部の部訓である上記の一文に集約されています。自分のすべてを掛けてやり遂げたこと、また苦楽を共にした仲間たちとの思い出は私にとって一番の財産となりました。 修道とは「鍛錬」する所であり、「絆」を深める所であり、自身の才能を「磨く」所だったのでないでしょうか。そして何処よりも「楽しい」場所だと思います。高校時代の友は一生の友。仲間たちと過ごした時間を宝とし、今後も積極的に多くの仲間を作ってください。また、大人になればなるほど本気で叱ってくれる人は少なくなります。君に対して叱ってくれる人こそ、本物の師です。逃げずに、また嫌がらずに叱咤激励と捉え、積極的にコミュニケーションを図って下さい。必ず君の人生を良い方向に導いてくれると思います。長くなりましたが、卒業おめでとう。いざ、惜別!6年7組担任 有田 公一 緑バッジ(74回生)の皆さん、卒業おめでとうございます。 君たちとの出会いは、2年前でしたね。出会って1週間後に休校となり、君たちのことがよく分からないままで、苦労したのを覚えています。君たちも大変だったと思います。そんな中、君たちは、みなぎるバイタリティーで、後輩たちを率い、いろいろな行事の成功に貢献してくれました。295年祭の食品販売と女装コンテストでは、コロナ禍で制限がある中、しっかり盛り上げてくれました。また、初めてグリーンアリーナで行われた体育祭では、分からないことが多々ある中、修道生としてかっこよく、頼もしい姿を見せてくれました。皆さんとの2年間は、とても楽しく過ごさせてもらったという印象が強く、感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。74回生の皆さん、これからも「修道魂」を胸に、進化を続け、頑張ってください。修道から応援しています。そして、これからもよろしく!6年8組担任 光田 真介■ 表 彰私学連合会長賞・校長賞5組 伊井 和尊受賞理由:定期テストや校外模試において常に大変優秀な成績を収めた。また生徒会活動においても副会長や総務部長として精力的に取り組み、学業と課外活動を両立する模範となった。校長賞4組 岩田 朗受賞理由:第42回全国公募千字文大会で文部科学大臣賞を受賞し全国1位となった。3組 末盛 巧受賞理由:全国高等学校陸上競技大会の三段跳で15.26mを記録し全国2位となった。■ 卒業式代表卒業証書授与 8組 右近 実卒業生代表答辞 8組 中村 碧卒業記念品贈呈 7組 村中 琉■ 74回卒業生への言葉(6年時担任より)■ 第74回修道高等学校卒業式 2022年3月5日(土)「私学連合会長賞」は各私立学校の建学の精神を体し,優秀な成績をおさめ,他の模範となった卒業生一名に私立中学・高等学校連合会会長より贈られるものです。「校長賞」は「全国レベルの展示会・大会での優勝・入賞など,優秀な結果を残した者,もしくは社会的貢献度の高い行為,顕著な校外活動など,本校の名を高らしめる活動をした者」に校長より贈られるものです。私学連合会長賞・校長賞■ 卒業記念品自学習用テーブル椅子一式
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