4The Shudogakuen News vol.108おかげで無事に実施することができました。ありがとうございました。 次に学年サッカー大会についてです。カッター研修実施予定日に、本校グランドでサッカー大会を実施しました。この大会は企画や準備、当日の運営などをすべて生徒たち自身で行いました。もっと運営に悪戦苦闘するかと思っていましたが、運営スタッフも出場する生徒たちも積極的かつ協力的に動いてくれ、素晴らしい大会になりました。試合は5組が優勝しましたが、どのクラスも大変素晴らしいプレーを見せてくれました。彼らの頑張る姿に教員一同感動した大会となりました。 勉強や班活動以外の行事も生徒たちの成長に大変大きな影響を与えてくれます。次の学年では、多くの行事が予定通り実施できることを祈っております。 2年生は、予定していた遠足やカッター研修など多くの行事が中止となりました。また、体育祭や295年祭にも残念ながら参加できませんでした。そんな中でも、平和学習、サッカー大会が実施できましたので、今回はその2つを報告いたします。 平和学習は例年通り、8月6日 8:15に国泰寺公園に集合し、皆で心穏やかに黙祷をしました。この日の朝は比較的涼しく、黙祷後も様々な慰霊碑や被爆建物を見学しながら学校に戻ることができました。その後、各教室で平和について考えるとともに、学校の慰霊碑を参拝しました。これらの経験を通して平和について深く考えることができました。なお、今年度は例年と違い、この日には全学年で通常の授業が行われていました。そのような中でも、多くの皆様の協力の2年 学年報告矢野 真司(2年学年主任)『コロナ禍の中での学校運営』藏下 一成(中学教頭)本校ではご存じの通り2020年4月14日から学校休業となりました。その間、オンラインを活用し、学びを止めない取り組みをおこないました。具体的には、学年ごとに独自の時間割を設定し、チャットアプリを活用したオンラインによる授業やホームルーム、教員が制作しYouTubeに配信した授業動画視聴による学びなどです。5月7日からは3日に1回のペースで分散登校をおこないました。登校日には自宅学習のペースをつかむため課題の進捗状況や学習内容の定着を確認しました。主に、Classi、 Google classroom、 webページを利用した課題配信をおこないました。担任がチャットアプリを用いて個人面談をおこない、生徒とのつながりを維持する取り組みもおこなわれました。6月1日から通常授業を再開しましたが、例年の夏期休業に当たる期間も、登校日とし、失われた生徒の学校生活を担保しました。万一、学校関係者に陽性反応が出た場合、休校を余儀なくされることを想定し、「模擬的な学校休業日」と銘打って、8月26日27日28日の3日間を通常の時間割通りに授業担当者全員がチャットアプリを活用し、遠隔授業をおこないました。ICTの活用により、課題や成果物の提出、評価まで視野に入れた取り組みをおこなうことができました。4月以来の取り組みが比較的順調に進んだ背景として、生徒さんひとり1台タブレットパソコン、受益者負担で購入によるBYOD(Bring Your Own Device=個人が所有しているスマートフォンやタブレット、ノートPCといったデバイスを学びでも利用することをいいます。)体制の確立、改訂版タキソノミーテーブルによるICTを活用した授業デザインなど種々の教員研修、校内Wi-Fiなどインフラの整備があげられます。その後の対面授業でも、遠隔授業の経験から得た知見を生かし、ブレンディッド・ラーニング(知識習得やテストなどでICTを活用し、ディスカッションや実地訓練などは対面で行うという、2種類の学習方法を併用するスタイル)のような授業スタイルが出現しています。学校生活での感染防止として、生徒さんにはマスク着用、大声をださない、密を避けるなどのお願いをしました。教員はマスク、フェイスガード、マイクなどのスタイルが定着しています。随所にアルコール消毒液を配備し、卒業生の方からマスクやイータックをご寄贈いただき、活用させていただきました。ありがとうございます。食堂では、密を避けるため、使い捨て食器を活用し、生徒さんに広い場所で食事をとっていただけるよう配慮しました。学校行事においても、修国戦(国泰寺高校とのスポーツ交流戦)、林間学校、カッター研修、マラソン大会、初級参観、研究授業発表会などの中止、文化特活の次年度への延期、体育祭、文化祭の規模縮小など、苦渋の判断をせまられました。そのなかで修学旅行は代替行事として、豪華客船「ぱしふぃっくびいなす」を貸し切り、広島発、広島着でどこにも帰港することなく1泊2日で瀬戸内海を周遊するという旅行ができたことは、おおきな喜びでした。なお、本校の新型コロナウイルス対策は、「修道 新型コロナ対策」https://gakugai.shudo-h.ed.jp/coronavirus/にて随時公開していますので、あわせてごらんください。 憧れの修道で学ぶことが出来ると思っていた78回生たちは、新型コロナウイルス感染の拡大防止のため、4月14日から始まった臨時休業により自宅待機となってしまいました。購入したばかりの慣れないタブレット端末を使って、5月13日にはオンライン英語テストが実施され、英語科の教員が3台のPCを前に指示を出す中、78回生たちは見事にオンラインによるテストを成功させました。どんな状況でも「学びたい」と思う修道魂に感動しました。 6月から通常登校が可能となりましたが、楽しみにしていた各種学校行事が中止になり、さらに2泊3日で10月に実施予定だった林間学校まで中止になってしまいました。これには生徒だけでなく、私たち学年教員も残念な気持ちになったと同時に、申し訳ない気持ちで一杯になりました。 そんな中、11月9日と16日に『十竹先生物語』を使った道徳の授業が実施されました。藩校の流れをくむ私学修道の歴史を知り、元校長の畠眞實先生から直接お話を聞いた78回生たちは、「過去に修道はもっと辛く、しんどい時があり、学校存続の危機もあった。」ということを学びました。そして、コロナ禍でも希望を持って「自分たちは今、何を為すべきか」を考える良い機会になり、今後の生活に新たな目標を持つことが出来ました。最後になりましたが、78回生の日々の検温や体調管理など、様々な形でサポートしていただいている保護者の皆様に感謝申し上げます。1年 学年報告池内 啓(1年学年主任)『コロナ禍の中での学校運営』/学年報告
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