修道学園通信vol.106
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4The Shudogakuen News vol.106学校行事 7月23日から、島根県の三瓶山において林間学校を実施しました。例年、雨や猛暑で悩まされる行事ではありますが、今回は、ほどよい曇り空で、比較的涼しい環境の中で実施できました。 今年から例年より短い2泊になったため、テント泊も飯盒炊爨も1回きりです。たった1回の経験を大切にしようと考えたか分かりませんが、多くの班が協力し、とても美味しいカレーを作っていました。2日目の登山は、故障中のリフトを横目に女三瓶まで登り、北の原へ下りるというコースでした。曇り空で涼しかったのですが、山頂からは何も見えず、やや物足りない登山になったのが残念でした。そしてその日にキャンプファイヤーです。どのクラスも助手も疲れを見せず、ステキな出し物を披露していました。3日目はようやく青空の下、西の原で遊び、三瓶バーガーを食べて帰広しました。貴重な経験を通して生徒達はたくましく成長したと思います。関わってくださったすべての皆様に感謝申し上げます。1年 林間学校矢野 真司(1年学年主任) 2019年7月22日(月)~24日(水)までの2泊3日で、福山市にあるツネイシしまなみビレッジにおいてカッター研修を実施しました。 初日の朝は雨でしたが、現地に到着してカッターを漕ぎ始める頃には雨が止み、とても涼しい中での研修となりました。最初は仲間たちとの息が合わず、上手く漕げなかったのですが、2日目になると、前日とは見違えるほど、息を合わせてカッターを漕げるようになりました。そして午後からの勝負をかけたレースでは、近年まれにみる接戦となり、5組が優勝を勝ち取りました。また、みろくの里のプールをお借りしたナイトプールでは、生徒たちの笑顔がとても素敵でした。  2019年8月6日(火)に国泰寺公園へ現地集合して、午前8時15分に爆心地の方向を向いて黙祷をしました。連日の猛暑のため、クーラーボックスに氷を大量に準備していたのですが、小雨が降っていたので逆に涼しく、被爆建物を見学しながら修道に戻る時は、比較的過ごしやすい天気でした。修道中学校に戻ってからは、旧正門となりにある慰霊碑をクラスごとに参拝し、献花献水を行いました。その後、十竹ホールに移動して、下村先生の講演を聴き、当時の修道生の様子や様々な思いを目の当たりにし、改めて平和な日々の大切さを実感することができました。 熱中症やケガなど大きなハプニングもなく行事を終えることが出来たのも、保護者の皆様のご理解とご協力、そして、スタッフの緻密な事前準備のお陰です。厚く御礼申し上げます。2年 カッター研修および平和学習報告池内  啓(2年学年主任) 修道の誕生を語る時、浅野家との関わりを外すことはできない。その修道が、浅野氏入城400年を先頭きって祝い、この年を盛り上げていきたい。その思いからこの修國戦は生まれました。 明治初期に藩校が廃止され、その藩校の流れを汲んで誕生したのが修道高校。また、藩校に代わり新たに設立された学校が広島国泰寺高校。この浅野藩にゆかりのある2校が対決する第1回藝州頂上決戦修國戦を、5月21日修道高校にて、晴天の中実施いたしました。 両校ともが活動しているクラブ、全10種目で競技を実施(陸上はリレーとし、野球は会場の都合で綱引きに変更)しました。結果は修道が9勝(バスケットボール・バレーボール・サッカー・テニス・ソフトテニス・バドミントン・剣道・陸上・野球)1敗(卓球)で勝利しました。開会式では広島国泰寺高校の応援団による演武とチアリーディング部による演技、修道高校少林寺部による演武、閉会式では両校吹奏楽部による校歌の協奏があり、盛り上がりをみせました。また、一般観戦可としましたので、保護者やOBなど両校の関係者が600名ほど観戦に来られ、たくさんの声援をいただきました。 知徳併進や質実剛健など2校が掲げる教育観に共通項は多く、共に多くの有為な人材を世に輩出してきました。広島を支え、また広島に支えられてきた2校が、広島の発展の礎を築いた浅野家に感謝し、次の時代も広島とともに成長する、その意思を確かめ合うため、回を重ねていきたいと思っております。修國戦 行事報告安本 芳朗(修國戦実行委員会)

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