修道学園通信vol.106
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3The Shudogakuen News vol.106 72回生の皆さん、卒業おめでとうございます。皆さんとは4年生の修学旅行から2年間一緒に過ごしてきました。私は60回卒でしたので、同じ赤バッジ、同じクラス編成でがんばる学年を担当できたのも何かのご縁だったのかもしれません。本日卒業を祝うにあたり、中高6年間、勉強してきた皆さんにはぜひ英語ではなむけの言葉を送りたいと思います。 Life is like riding a bicycle. To keep your balance, you must keep moving. みなさんはここ修道でオンリーワンの個性を見つけ、女子にも干渉されることなく磨き続けてきたことでしょう。まずはそのかけがえのない経験に誇りを持ってください。そしてその個性を、次は他人のために惜しみなく発揮できる人材となり、社会へ羽ばたいていってください。今後の皆さんの活躍を心から応援しています。自転車のことならいつでも連絡してください。6年1組担任 成田 恒輝 赤バッジ(72回生)の皆さん、卒業おめでとうございます。 皆さんとの出会いは、2年前でしたね。最初は、静かで、おとなしく、少し頼りない感じがし、「大丈夫かな?」というイメージでした。しかし、この2年間、皆さんと生活する中、皆さんが見せてくれた姿は違っていました。みなぎるバイタリティーで、後輩たちを率い、いろいろな行事の成功に貢献してくれました。293年祭(5年時)の食品販売と女装コンテストは、例年になく盛り上がりましたし、また、短縮された体育祭(6年時)では、修道生としてかっこよく、頼もしい姿を見せてくれました。皆さんとの2年間は、とても楽しく過ごさせてもらったという印象が強く、感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。72回生の皆さん、これからも「修道魂」を胸に、進化を続け、ますます活躍してください。修道から応援しています。そして、これからもよろしく!6年2組担任 光田 真介 72回生の皆さん、卒業おめでとうございます。この2年間、授業担当(化学)や担任として皆さんと接する中で、私にもいろいろな思い出が残りました。その一つに、確認テスト(化学)の再テストがあります。確認テストで一定の結果を残せなかった生徒に対して行われるものです。昼休み中の実施ということで、呼び出された生徒達にとっては苦痛だったと思いますが、おおむね真面目に取り組んでいました。再テストの結果次第では、その翌日も呼び出されることがあります。しかし、そうして何度も取り組むうちに自信がついて、着実に力を伸ばすことのできた生徒もいます。彼らを見ていると、とても嬉しくなりました。たとえ最初はうまくいかなくても、“粘り強くあきらめずに取り組む”ことが大切なのだと、私自身あらためて実感させられました。これから自分の目標に向かって挑戦する人も、目標を見つけようとする人も、“粘り強く”励んでほしいと思います。6年3組担任 山光  徹 72回生の皆さんご卒業おめでとうございます。 まず、入学時から山内学年に6年間関わることができたことに対して深く感謝申し上げます。その間を振り返ると、人をいたわる対応や気遣いによって皆さんから多くの場面で支えられていたように思います。本当にありがとうございました。「修道生らしい集団に成長したなあ」「カッコいい男に成長したなあ」と思った頃には、もう卒業ですね。 さて、入学以来、この6年間は皆さんにとって良いときもあり、悪いときもあったのではないでしょうか。後悔したこともあったのではないかと思います。過去を変えることはできませんが、卒業して別の進路に一歩踏み出した先からは、この6年間の集積をもとにして、また新たに自分の想いや志を持って、将来を創成させることができると思います。過去の経験をもとに、「今を大切に」して人生を歩んでください。6年4組担任 野上 知宏 72回生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。 高校2年生の時に出会い、2年間皆さんを側で見ていた人間として、これだけははっきり言えます。君たちは「カッコいい」。 真面目な学年。何度言われたか。何度思ったか。確かに、真面目な学年でした。やるべきことをひたむきに。そういう学年だったと思います。だからこそ、各イベントで「盛り上がりきれるんかな」と思ったのも当然です。それがどうでしょう。応援合戦。食品販売。修國戦。仮装行列。皆さんは驚くほど燃え上がり、盛り上げてくれました。受験勉強の本気度も凄まじかった。総じて、「カッコいい」姿でした。 「カッコいい男になれ」。8年前、この学び舎から卒業した私も、田原校長からいただいたこの言葉を胸に、今も生きています。「カッコいい」の定義は、人それぞれ。君たちはカッコいい。でも、もっとカッコよく、そして自分だけのカッコよさを見つけて欲しい。そう思います。新たなスタートの始まりです。頑張りましょう!6年5組担任 松本 涼介 72回生の皆さん、卒業おめでとうございます。上級での2年間でしたが、共に成長出来たことを嬉しく思います。4月からはそれぞれ新しい生活が始まりますが、本気で目指すと現れるものが「逆境」です。そんな時、「大変だ」「難しい」「出来ない」「最悪」「どうせ無理」という言葉を発してしまいがちですが、脳は口にした事を実現しようとします。まずは、思ってなくても、本心でなくても良いので「簡単」「出来る」などのプラスの言葉や動作をつけ、プラス思考の脳に変えましょう。思い通りにいかないことが多いでしょうが、楽しいことしか続かないし、続けないと達成されません。成功を信じる力=「成信力」を鍛え上げ、多くの達成感を手にして下さい。そして「当たり前」と思っていたことに感謝が出来る、誰かに「ありがとう」と言われる人になって下さい。皆さんのこれからの活躍を期待しています。 6年6組担任 森山  透 72回生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。皆さんと一緒に過ごした6年間を思い返すといろいろとありすぎて一言では表せません。抽象的になりますが、研究によれば、脳に新しい情報を与えるほど、処理に要する時間が長くなり、時間がゆっくり流れていると感じるそうです。私にとっては、まさにそういった出来事が多かったと思いますし、皆さんも刺激的な活動を行ってくれたと思います。思い返せることも1つや2つだけではないのでは? 皆さんはこれから新たな環境で、修道で培った「責任ある自由」とともに、新たな学び、出会い、旅などをすると思います。自発的な活動も増えるでしょう。その際、自分のやっていることに集中すると、実際に時の流れが遅くなり充実度が変わります。脳に新しい情報を大いに与え、どこかで1日24時間以上の感覚が得られるといいですね。そして、たまには帰ってきてその充実ぶりを聞かせてもらえると嬉しいです。よろしく!6年7組担任 立上 博之 72回生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。担任としての諸君とのつきあいは1年という短い期間でしたが、たいへん濃密な時間を過ごすことができました。若者が日々伸びていくプロセスを目のあたりにして驚嘆する毎日でした。 さて、現代文で演習した「正義の哲学」(田島正樹)に、「AかBか、我々は合理性をもって選択することはできない。確信を持って決断した者のみが事後的に己の決断の真の意味を理解できる。」(平26追)とありました。まったくそのとおり、我々には正しさが保証された「揺り籠」はなく、決断と行動を重ねていかなければなりません。決断を怖れなかった者に自分にはこの道しかなかったという思いが生じるのです。これこそ、今、諸君が置かれている状況でしょう。柔軟で広い心を持てば必ずきっかけはやってきます。勇気を持って決断すればよいのです。君たちの飛躍を期待しています。6年8組担任 田嶋 克宏■ 表 彰私学連合会長賞・校長賞5組 松井  幹受賞理由:本校就学以降大変優秀な成績をおさめ続けただけでなく、班活動にも精力的に取り組み、建学の精神を高い次元で体する学校生活をおくった。校長賞2組 山田 岳士4組 御手洗 聡5組 白根  颯受賞理由:第62回全国高等学校登山大会(インターハイ)団体男子A隊で優勝し、全国45校の頂点に立った。4組 本屋敷健太受賞理由:日本生物学オリンピック2019本選(長崎大会)で銅賞を受賞した。■ 卒業式代表卒業証書授与  6年1組 荒井 絢平卒業生答辞   6年4組 前田将太郎卒業記念品贈呈 6年8組 吉野 周平■ 卒業記念品テント2張り■ 72回卒業生への言葉(6年時担任より)■ 第72回修道高等学校卒業式 2020年3月7日(土)「私学連合会長賞」は各私立学校の建学の精神を体し,優秀な成績をおさめ,他の模範となった卒業生一名に私立中学・高等学校連合会会長より贈られるものです。「校長賞」は「全国レベルの展示会・大会での優勝・入賞など,優秀な結果を残した者,もしくは社会的貢献度の高い行為,顕著な校外活動など,本校の名を高らしめる活動をした者」に校長より贈られるものです。私学連合会長賞・校長賞

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