修道学園通信vol.1024
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The Shudogakuen News vol.1043 71回生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。旅立ちの時を迎え、これからの生活を楽しみに思うと同時に、自分は自立できるのかと不安を感じている人もいるでしょう。親がいなくても自分一人で何でもできるようになるのか、と。しかし、自分一人で何でもできるようになることが自立ではありません。自立とは親以外の頼れる先(人でも物でも)を広く浅くたくさん見つけることです。人間、一人では生きていけません。みんなが支え合って生きています。困ったことがあったら一人で抱え込まず、どんどん周囲に頼って下さい。そして、自分は自立できているなと感じたら、それは周囲のおかげです。そのことに感謝し、君たちも周囲を支えてあげて下さい。……まぁ、いまさらこんなことを言う必要も無いんですけどね。君たちは修道生活の中でお互いを支え合い高め合い、立派に自立した人間になっています。修道で学んだこと、修道魂を忘れなければ大丈夫。皆さんのこれからの活躍に期待しています。6年1組担任 森脇 啓介 71回生の皆さん,ご卒業おめでとうございます。 振り返ってみると,皆さんと初めてお会いした屋久島奄美大島の修学旅行に始まり,尾道遠足,応援合戦,食品販売,秋吉台遠足,仮装行列と,皆さんの素晴らしい人柄と溢れんばかりのエネルギーによって,たくさんの元気と思い出をいただきました。とても楽しかったせいか,あっという間の2年間でした。ありがとうございました。 これから先,様々な苦難に直面することもあるでしょうが,皆さんならきっと大丈夫。修道で培ったもの,修道で得たものをしっかりと熟成させ,大学に進学しても,そして社会人になっても,修道魂をもって活躍してください。 卒業式でもこの学年の本領を発揮してくれると聞いています。皆さんの最後のステージを楽しみにしていますね。6年2組担任 桒本  潤 71回生の皆さん、御卒業、おめでとうございます。学級担任として皆さんと関わるのは1年間だけでしたが、素直で真面目な皆さんが、修道生活の締めくくりの年に、目標に向かってひたむきに努力する姿に接し、君たちをとても頼もしく感じることができました。 さて、皆さん、これから人生における本当の試練が始まります。先行き不透明な時代に突入し、答えがない課題が君たちの前に立ちはだかります。その場から逃げ出さずにぶつかっていき、解決のヒントを見つけ出してください。これまでに培ってきた修道魂で、決して諦めずに努力し、苦労を積み重ねてください。その苦労は、君たちの視野を広げ、人間としての幅も広げてくれることでしょう。多くの痛みを乗り越えた人は、他人の苦しみが自分のことのように理解でき、他人を思いやることができます。皆さんが、「他人の心の痛みが分かって、他人のために行動できる人間」になってくれることを切に望みます。6年3組担任 山口 明範 71回生の諸君,卒業おめでとう。ついに新たな一歩を踏み出すときがやってきました。皆さんは修道での学園生活の中で,将来の夢を探し,それを実現させるための目標を定めて日々奮闘してきました。私は上級の2年間だけでしたが,そんな君たちの成長の過程にお付き合いできたことをとてもうれしく感じています。温かい雰囲気に溢れたとても素敵な学年でした。最初に君たちと出会った修学旅行のとき,一発でこの学年のファンになりました。行事のときに見せてくれた団結力,大学受験に向けて歯を食いしばって努力している姿,そして人柄の良さが伝わる日常の何気ない言動など,私は白バッジの皆さんからたくさんの元気をいただきました。このようなすばらしい「チーム」の中で,君たち一人一人も多くの大切なものを手に入れたはずです。「修道魂」を胸に力強く前進してください。これからの一層の活躍を心よりお祈りしています。6年4組担任 片山 行弘 71回生のみなさん、卒業おめでとうございます。初級の頃に数クラス授業を担当していましたが、あの当時は、まさか上級で担任として関わることになるとは全く思ってもみませんでした。「あの頃は幼かったり、やんちゃだったりしたのに、こんなに大人になるとは!!」と、担任となったときに思ったりしたものです。みなさんは自分の内面の成長をそんなに実感したことはないかもしれませんが、修道で過ごした日々は大いにみなさんを成長させてくれたはずです。4月からは新たなステージが待っています。壁にぶち当たることもあるかもしれませんが、そんなときもめげずに自信を持ってそれぞれの未来へ向かって進んでいってください。 担任としてみなさんと関わることができたこの2年間は、とても濃い、充実した、そして私にとって宝物な2年間でした。本当にありがとう。より一層成長した姿でまた会えるのを楽しみにしています。6年5組担任 原田 佳織 ㈱ユーグレナ代表・出雲充さんの講演を拝聴したことがあります。1000万円で仲間と始めた小さな会社が、技術的商業的苦難を乗り越えて幾星霜、年商1000億円の企業に大成するまでのお話でした。企業に協賛を求めても「ミドリムシ食品など聞いたことがない→リスクだ」と全く相手にしてもらえない中、501社目の伊藤忠商事の「聞いたことがない→チャンスだ」との判断から始まった成功への道。出雲社長はその教訓を「成功率1%→459回試行すれば99%」「イノベーション=科学技術×試行回数」とまとめられましたが、この話の真の肝は別の所にあります。「金持ちになりたい」が動機ならとっくに投げ出していたはずの報われぬ日々、彼らを支え続けたのは「多栄養のミドリムシを食品化したい。バングラデイッシュの子どもたちを栄養失調から救うために!」という利他的衝動でした。「自分のためではなく、自分以外の大きなものを背負った時、人は限界を超えて努力することができるのだ。」――無限の可能性を持って修道を巣立っていく皆さんにこの言葉を贈って、卒業祝いの言葉に代えたいと思います。6年6組担任 池田 健太 ご卒業おめでとうございます。 スタートは1年の1クラスの体育を担当。3年生から担任として関わりました。気付くと縁のある長い学年になりました。クラス運営では、班長さんを中心にたくさん協力してもらいました。楽しく過ごすことができました。ありがとうございました。 修道で過ごした日々は、君たちにとってどんな経験になりましたか。 これから皆さんはそれぞれの道に進んでいきます。ここで過ごした経験やこれからする経験が君たちにとって大切なものになることでしょう。怖がらず、あきらめず前へ前へと進んで下さい。悩むこと心折れることなどたくさん出てくることでしょう。今をしっかり見つめ道を進んでください。応援しています。がんばってください。6年7組担任 尾和田早世 大学入試、お疲れさまでした。早いもので、皆さんが入学してから6年が経とうとしており、こうして卒業を迎えた皆さんへのメッセージを拵えております。初々しさが溢れていた一年生の頃の面影を残しつつも、成長し新たなステージに羽ばたいていく大きな背中からは時の流れが伺えます。 合格を勝ち取ることができた方も、惜しくも逃してしまった方も、共に等しく4月から新生活が始まります。住み慣れた修道とは違い、何気ない日常から初めての連続です。新たな人間関係を築くきっかけにもなりますし、一人で悩むよりさっさと周りに声をかけましょう。事あるごとに先生を頼り、ツーカーの関係を築きましょう。質問しただけ伸びます。講師室に入り浸るべし。 二者択一で迷ったときは未経験の方を選べる逞しさを持ち、ゴールに向かう際に少し遠回りできる視野の広さをお忘れなく。人生は長い、焦りは禁物。大丈夫、なるようになる。逞しくあれ、白バッチ!6年8組担任 森元 雅貴■ 表 彰私学連合会長賞・校長賞8組 白石 航大 理由:学内、学外においても常に優秀な成績を取り続け、学年の成績を常にリードしてきた。校長賞4組 小西 佑弥 理由:生徒会長を務め、核廃絶署名活動に精力的に取り組んだ功績から、“ユース非核特使”に任命され、2年連続で派遣された。5組 前川 優太 理由:第39回全国公募千字文大会 中学・高校 毛筆の部において、全国1位に相当する“文部科学大臣賞”を受賞した。4組 小川 奨真 理由:第67回全日本学生書道展において、全国1位に相当する“文部科学大臣賞”を受賞した。3組 時盛 瑛史 理由:ジャグリングで、第5回全日本ディアボロ選手権大会 高校生男子個人総合1位を受賞した。■ 卒業式代表卒業証書授与  6年1組 青木 大地卒業生答辞   6年4組 小西 佑弥卒業記念品贈呈 6年8組 山本  諒■ 卒業記念品修道ロゴマーク白バッジカラータペストリー■ 71回卒業生への言葉(6年時担任より)■ 第71回修道高等学校卒業式 2019年3月2日(土)「私学連合会長賞」は各私立学校の建学の精神を体し,優秀な成績をおさめ,他の模範となった卒業生一名に私立中学・高等学校連合会会長より贈られるものです。「校長賞」は「全国レベルの展示会・大会での優勝・入賞など,優秀な結果を残した者,もしくは社会的貢献度の高い行為,顕著な校外活動など,本校の名を高らしめる活動をした者」に校長より贈られるものです。私学連合会長賞・校長賞

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