修道学園通信vol.103
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5 3月20日(火)、後期終業式、退任式の後、体育館メインフロア中央に整列し、73回生287名の中学卒業証書授与式が行われました。まず、生徒代表の1組石川勇斗君に卒業証書が授与され、田原校長が式辞の中で「義務教育終了の節目のタイミングを大切にするように」と述べられました。厳粛な雰囲気の中、真面目に式に臨んでいた73回生は、今までの自分を振り返り、4月から始まる高校生活への期待を感じた様子でした。続いて、「私学連合会長賞」・「校長賞」の表彰が行われ、1組安東慧君に「私学連合会長賞」と「校長賞」が、2組治田宏生君に「校長賞」が贈られました。「私学連合会長賞」は各私立学校の建学の精神を体し、優秀な成績を収め、他の模範となった卒業生1名に私立中学・高等学校連合会会長より贈られます。「校長賞」は「他の模範となる成績を収めた者、又は貢献をした者」に対し、校長より贈られます。式は15分と短い時間でしたが、3年間の中学校生活に区切りをつけ、これからの高校進学へ向け、しっかりと着実に取り組もうとする新たな気持ちを確認することができました。2018年3月〜5月学校行事   中学校卒業証書授与式・私学連合会長賞・校長賞表彰  第4学年主任 中﨑 真介    入学式  第1学年主任 池内  啓 4月7日、第76回生の金茶バッジ286名が全員そろって、入学式が行われました。みんな緊張と期待で背筋がピンっと伸びていて、朝の寒さを吹き飛ばすほどのたくましさと、勇ましさで満ちあふれ、ピカピカの修道生たちの新しい生活が始まりました。 田原校長の式辞の中に「読解力」という言葉がありました。新入生たちは緊張した面持ちで聞いていましたが、その表情からは揺るぎない自信とみなぎる野心、そして修道生としての強い自覚が早速芽生えていることが、すぐに分かりました。これから6年間、男ばかりの修道で様々な経験を積み、多くの体験から学んだことを、次の世代につなぐ使命を担った有為な人材となるべく、自ら進んで困難や苦労を恐れずに、「修道丸」という大きな船に乗って、自分探しの旅を楽しんで欲しいと思います。 私たち教職員一同は、第76回生のよき「羅針盤」となり、全力でサポートしていきますので、修道生の皆さん、「負けるな!チェストいけ!」    遠 足 4/27(金)晴天に恵まれ、最高の遠足日和でした。行き先は以下のとおりです。1年 県民の浜      2年 木工所見学・もみのき森林公園 3年 大久野島     4年 豊平どんぐり村   5年 尾道 6年 秋吉台サファリランド    第16回 星と音楽の夕べ 4月21日に新入生とその保護者の皆様を中心に、翌22日には日頃お世話になっている近隣の皆様を中心に、合わせて600人近い参加者のもとで、理科と音楽科の共催による第16回「星と音楽の夕べ」が実施されました。スクールバンド班による「天体観測」などの星にちなんだ曲で大いに盛り上がった後、天文班の説明による観望会が行われましたが、両日とも天候に恵まれ、くっきりと見えた月のクレーターに、多くの感動の声をいただきました。私学連合会長賞3年1組 安東  慧校長賞3年1組 安東  慧3年2組 治田 宏生    修学旅行報告  第5学年主任 山内 俊二 2018年の3月27~30日、72回生283人は「豪華客船にっぽん丸で行く屋久島・奄美大島4日間の船旅」を満喫してきました。72回生は中1林間学校・中2カッター研修・中3スキー研修のいずれも天候に恵まれ、中身の濃い学校行事を体験してきた学年ですが、今回の修学旅行は直前になって、東シナ海でのタンカー衝突による原油流出事故、にっぽん丸の1.5倍の規模をほこる超豪華客船NAUTICAの宇品1万トンバース寄港という2つの想定外のアクシデントにみまわれ、さすがに今回はアウトか!?という状況に追い込まれてしまいました。しかし、生徒・保護者のじたばたしない行動と旅行会社の適切な対応、そして何より3月末としてはこの上ないぽかぽか陽気に恵まれ、とても素敵な4日間を過ごすことができました。  初日のゆったりとした船旅の翌朝、はやる気持ちを抑えて屋久島に上陸した283人は、8つのコースに分かれて研修を開始しました。屋久島での研修はどのコースにも樹齢を重ねた屋久杉見学が組み込まれており、“悠久の時との対話”がテーマであったといえるかもしれません。一方、3日目の奄美大島の研修は“アクティブ”という表現がぴったり。若い盛りの高校生にとって、満足度の高い研修コースばかりでした。そしてもう一つ奄美には大きな魅力がありました。それは奄美の皆さんの暖かい“おもてなし”。名瀬港を離れるとき、生徒たちの顔には感謝の表情がうかんでいました。 最後の夜は“お楽しみ会”で大いに盛り上がり、30日の16:00に予定どおり宇品港に着岸。ほんとうに生涯の記憶に残る4日間の修学旅行となったと思います。保護者と関係の皆様に深く感謝いたします。 

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