修道学園通信【春号】 vol.100
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The Shudogakuen News vol.1004学校行事 7月25日から28日まで例年通り三瓶山で林間学校を実施しました。 初日、西の原に到着した時には小雨がぱらつき、雷の心配も若干有り…という不安なスタートでしたが、天候も回復し、予定通りテント設営、飯ごう炊飯を行うことができました。2日目は全体登山でした。男三瓶山頂に近づくにつれて霧が立ちこめ、雄大な景色を見ることはできませんでした。山頂では風も強く、真夏でありながら寒さを感じるほどでしたが、熱中症などの心配もなく無事に下山しました。3日目は登山、石見銀山見学、埋没林・サヒメル見学の3コースに分かれての研修でしたが、すべて順調に行うことができました。夜のキャンプファイアーではクラスの出し物、林間助手によるʻ儀式ʼ、その他諸々のことが行われ、厳粛さと楽しさにあふれた素晴らしい会となりました。 林間という通過儀礼を経て生徒たちは立派な修道生へたくましく成長したと思います。関わっていただいたすべての方に感謝申し上げます。 7月25日から2泊3日の日程で、福山市の境が浜にて2年生のカッター研修を実施しました。思い起こせば、昨年の林間学校では雨で何もできませんでした。今年の生徒代表の挨拶には「雨男の先生がいる学年なので、天候が心配ですが」という台詞が入っていました。…しかし!なんと!頑張った人達には奇跡が訪れるのです。3日間ともすばらしい快晴で、すべての研修を予定通りに実施することができました。重いオールに悪戦苦闘のスタートでしたが、どんどん上達し、艇のメンバーの息も揃っていきます。人生で今までにない程の苦しい経験だったかもしれませんが、とても充実した達成感のある行事になりました。最終日のレースを終えた生徒達の顔が、とても頼もしく見えました。 原爆投下から71年後の2016年8月6日、平和学習を実施しました。当時の修道中学2年生が建物疎開作業中に被爆した雑魚場町付近の公園に集合し、8時15分に全員で黙祷をささげました。その後、被爆建物や慰霊碑などを見学しながら帰校し、クラス事に学校の慰霊碑に参拝しました。本校OBの下村幸男先生をお迎えし、ご講演を頂きました。73回生へのメッセージも込められ、様々な思いを持った時間となりました。自分の夢に向かって頑張ることができる今の平和を、決して壊してはならないんだと、強く感じた1日になりました。 平成28年8月5日(金)~10日(水)の日程で、4年希望者を対象にスキルアップ講座を開講しました。この講座は1日6時間、日曜日を除く5日間の集中講座です。午前中のスピーキング・コースと午後のリスニング・コースに分かれていますが、ほとんどの生徒が両方を受講しました。スピーキング・コース21名、リスニング・コース18名をそれぞれ2クラスに分け、1クラスあたり10名程度としたので、1人1人に行き届いた講座となり、気の抜けない英語漬けの5日間となりました。ネイティブの講師の指導のもと、会話練習やスピーチ、TOEICやTOEFLの問題を使用した演習などさまざまなトレーニングを積むことができました。₁年 林間学校皆戸 祥成(₁年学年主任)₂年 カッター研修と平和学習嶋田 勉(₂年学年主任)スキルアップ講座磯邉 悌志(育成部長)

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