ごあいさつ

  修道学園は、1725年広島藩藩主浅野吉長侯が、白島稽古屋敷の一部に講学所(のちに学問所として再興)を創設されたことに源を発し、以来286年の永い歴史を歩んでまいりました。
  さて、昨年広島市東区において旧広島城郭内から移築されたと思われる土蔵の存在が明らかになりました。解体調査や資料調査など各種調査の結果、この土蔵は伝承どおり旧広島城郭内から移築されたものであり、しかも修道の淵源である学問所にあった可能性が高いとの指摘を得ております。加えて原爆などにより旧広島城郭内の建物は他には一例しか現存しておらず、大変歴史的価値の高いものであると評価されております。
  このたび、修道学園はこの土蔵を譲り受け、修道中学校・修道高等学校の敷地内に移築、復元のうえ保存することといたしました。これにより歴史的に貴重な資料を次世代に守り伝えるとともに、修道学園が藩校の伝統を継承していることを具体的に示すことができると考えております。また、生徒にとっても歴史を直に学ぶことができる貴重な教材となります。
  さらに、この移築、復元は、数少ない広島の歴史的文化財を守るという意味でも修道学園が果たす役割は大変重要なものがあると考えております。復元の後には、広島市に文化財指定の申請を行う予定にしております。
  つきましては、この移築、復元事業にご賛同いただき、皆様方の力強いご支援、ご協力を賜りますようお願い申しあげます。
  2011年11月吉日



学校法人  修道学園理事長林     正夫
修道中学校・修道高等学校校   長田原  俊典
修道学園(中・高)同窓会会   長木  一之
修道中学校・修道高等学校PTA会   長中川  義基







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完成予想図
本館正面玄関から望む 正面入口 東面を望む



募金についてのお問い合わせ先
  修道中学校・修道高等学校 募金事務局
    〒730-0055 広島市中区南千田西町8番1号
    TEL(082)241-6686(同窓会兼用)
    FAX(082)249-0870